6月議会代表質問⑥
知事に対する最後の質問であります、「道路交通施設の老朽化対策」についての質問と答弁を記載しています。
◎道路交通施設の老朽化対策(知事へ)
問 国の社会資本整備審議会道路分科会の「最後の警告」提言の受け止め
○老朽化対策は喫緊課題、県管理の全橋梁・トンネルの点検・補修等計画的に実施。
○提言は、「今すぐ本格的メンテナンスにかじを切らなければ、近い将来、致命的事態を招く」と強い表現で指摘。
○トンネル・橋を5年に1度点検など道路管理者の義務の明確化と点検・診断・措置のメンテナンスサイクルを実施し、必要な予算確保、体制づくりの支援策等を指摘。
○今回提言を受止め、県民の安全・安心に道路を利用できる道路施設の維持管理を強化。
問 橋梁のデータベース化の進捗とトンネル、舗装などのメンテナンスについて
○本県管理の4,524の全橋梁、施設の基本台帳や点検情報のデータベース登録はH22年度完了。現在、2度目以降の点検結果、修繕の履歴情報など随時更新。この活用で損傷軽微なうち修繕を行う「予防保全」で維持管理を実施。
○トンネルは県の点検要領で点検実施、結果をデータベース化、個別の維持修繕計画を策定、必要な補修工事を実施。7月から国の統一的基準で5年に1度、目視点検が義務化。
○舗装・照明柱等の道路付属構造物は、構造が比較的単純のため経年的に劣化箇所をそのつど補修。舗装は5年に1度、定期点検、日常の巡視で路面補修を実施、照明柱はLED灯具の交換時に随時点検、補修や取り替えを実施。
問 市町村の橋梁長寿命化修繕計画について
○県内の市町村管理の橋梁数、H26年3月末現在22,853橋。15m以上が3,025橋、15m未満が19,828橋。
○橋梁長寿命化修繕計画は15m以上の橋梁を本年3月末に全市町村で策定完了。15m未満の橋梁も59市町村で策定完了、残る1自治体も今年度末までに策定が完了予定。
○7月から橋梁も、国の統一的基準で5年に1度、目で見て点検義務化。点検結果を、橋梁長寿命化計画の見直しに反映するよう、市町村に促進。