『 花とサムライ 』
世間では9連休かという暮れから正月の休みを凌ぐ様な一年で一番ビッグな休暇になったようだ。
空も陸も大変な混雑で旅行、行楽で大騒ぎ大はしゃぎをしている。
旅行嫌いな私でも昔はそんな一員になっていた事もあった。
旅行だけが唯一の生き甲斐の人を横目に見ては、現実がそんなに詰まらないの、苦しいのかと、
現実逃避のように見えて小馬鹿にしたり同情もしていたものだ。
今となって予定が何もなくなってからは何となく理解出来るようになった。
大いに楽しむべきだと応援したくなる気がするのが不思議である。
もちろん今の我々には連休も何も関係ないわけだが、私は何処へ行かなくても観光地の光景を
TVで見ては楽しんでいる。
観光地や乗り物が混んでいる(どうせ行きも乗りもしないのに)、一寸洒落た食事処も気の利いた
一杯飲み屋も(行く予定もないくせに)混んでいて騒がしくて落ち着かないことだろうなぁなんて
心配している。
毎年この時になると思い出すのが、落語家の三遊亭樂太郎(後の円樂)の話である。
前にもこの日記に書いたような気もするが、それ程妙に印象に残って居るのだ。
それは「私のゴールデンウイーク中の一番の楽しみは、何と言っても風呂に入ってビールを飲みながら、
のんびりTVで交通渋滞を見ることだ」というコメントだ。
今や私もそんな気持ちがよく分かる様な心境のここ数日です。
今日はうみかぜテラスだった。気のせいかさすがに全館が静かな感じだった。
11人が顔を見せた。そこに鳥居さん、守夫さんが見学にみえた。来週の総会には出席するとおっしゃる。
翌週に手術を控えて凄いなぁと思う。私だったら多分駄目だろう。
出席しようという気持ち、さすがに大人だなぁと感心する。
世間に惑わされず、我々も定期的にこうした運動を続けていることに大したものだと自画自賛する。
順番の半分しかやらないのに疲れ切った。でも天気も良く気持ちのいい一日だった。