『 紅富士 』江ノ島から望む
山田 友之さんのラインより
先日の老政治家の記者会見を見ていてショックだったし、考えさせられた。
認知症とかいわゆる呆けの症状は個人差があって千差万別であり個人の性格がそうであるように
様々で、こうなるとは決まってはいないそうだ。
しかし前頭葉の萎縮による認知症など脳の老化現象には共通の特徴が一つあるという。
それは「性格の先鋭化」という事らしい。
若い頃から疑い強い人は妄想的になって被害妄想に。控えめな人はますます無口になってしまう。
頑固な人は意固地になるし、自責的な人は自己嫌悪が強くなって…という事があるという。
記者会見で馬鹿野郎なんて言うのも、まさに老害であるけれど彼が若い頃から傲岸不遜で俺が俺がの
自信過剰の性格が老化によって極端に先鋭化しただけのことらしい。
ああした性格が本人の本性だったわけだ。
本来は立場や常識とか、ちょっぴりはあったであろう思いやりとか理性などで抑えられていたものが、
老化によって制御装置が外れてしまったものらしい。
悲しい事実であるが、なんだかちょっと我が身を考えると恐ろしい気がする。