『 旭岳 』 2001、作 淡彩画―1
(絵のこと)―― 私は絵が好きなのは確かです。父親がプロの洋画家でしたので、
東京の広いアトリエには常時絵があり、父親が又或る時はお弟子さんが来て描いて
いるという環境に育ちました。広い壁にはたくさんの絵が掛かっており毎日が展覧会場
に居るようでした。
「門前の小僧、習わぬ経を読む」ではありませんが、子供の頃から好きでよく描いて
おりました。しかし残念ながら私は経を読まなかった方で、父親のDNAを受け継いだ
としたら「お酒大好き」という所だけでした。
定年後、絵が好きだったのを思い出し直ぐに絵画教室やらグループに入って、門前の経を
初めて読み始めました。
先生にも恵まれ、仲間も良い人ばかりで(そうでない人も1~2は人いましたが)、楽しい
時間を過ごすことが出来ました。
さて今日は、梅雨の間の晴れの日でしたが蒸し暑く、しかも水曜日の2~5時という変則日
でしたが10人も参加です。しかし鳥居さんと私は見学だけでした。
私は数日前、息苦しくなって気持ちも悪くなり堪らず近くの病院へ行きました。
診察、検査(レントゲン、心エコー、心電図、血液等)の結果、かなりの不整脈と頻脈があり、
と診断された。この年での不整脈は危険で、失神したり脳梗塞を起こす確率が高いから気を
つける様に、という診断で点滴と投薬されて帰って来ました。
当面発作時の10日分の薬が出て、あとは掛かり付け医と相談しなさいで帰された。
急な飛び込みだったし、その心臓のドクターはその日しか来ない人という事だそうで、
今後どうしたらいいのか悩むところだ。
糖尿外来専門の町の医院で大丈夫なのかしらという不安がある。
今までの狭心症と、不整脈というのは全く別な病気と言えるから、現在の薬(バイアスピリン)
からどうするか町のお医者さんの判断で、よく相談してくださいと言われた。厄介なことに
なったものである。
でも成程、最近の朝からのぼうっとした不調、息苦しさもこれだったのかと思い当たった。
そして酒というのは、この状態で糖尿があって高齢では、脳梗塞を起こす為の特効薬みたいな
ものですから止めなさい!と言われたのが悲しかった。
水を飲みなさいと盛んに言われた。酒ならともかく、馬じゃあるまいし水なんてそうは飲める
ものじゃないなぁと思いながら聞いていた。
そんなわけで怖くてピンポンは出来なかった。様子を見てから再開したいと思っている。
車の手配が着いたので見学だけでもと顔を出した。
先日簗瀬さんの娘さんから「青鳩の皆さんで練習の時にでも飲んでください」とジュースの缶入りの
大きな箱を頂いた。それを冷やして持って行って皆で美味しく喉を潤した。
簗瀬さんも納骨も済んで落ち着かれたことだろう。なかなか墓参りにも行けてないが、そのうちには
行くから待っていてと、冷たいジュースが喉を通るのを味わいながら思っていた。