「 辻堂海浜公園―1 」
高橋 嘉子さん 撮影
国連の人権委員会とやらが、ロシアを除名するという議決をしたそうだ。
確かに様々な分野の国連の分科会から、非難されボイコットされ糾弾されているが、
馬耳東風、ロシアには何のダメージも抑止力にもなっていない。
頼みは国連でなく今では、西側諸国の経済封鎖、制裁くらいしか手段はないという。
そもそも常任理事国に重要議案の拒否権があって、1票でも反対があれば成立しない
のだから、時代の変化と共に国連の力、機能が疑問視されているわけだ。
常任理事会は第二次大戦の戦勝国で構成されているわけだが、その昔の特権を維持しようと
新規加入は認めていないが、大きな世界の変動、改革の今では全くの矛盾だらけだ。
ロシアと中国の1票がある限り、自国の利益のみでそこには正義も信義も何もない。
国連は何も実行力のある決断を出来ないのである。
今や、加盟国を増やし多数決(圧倒的な)によって採決しなければならない時代が来ている
と言える。もう昔の戦勝国の特権も今では時効だろう。
世界の経済も情勢も社会もすっかり変貌しているのだから、国連も変化しないと全く無用な
ものになってしまう。
今の非常任理事国を全て常任理事国とするか、常任理事国を解散して、大多数の(3分の2とか
せめて5分の4)賛成で決めるべきだろう。国の利害の主張の横暴を少しでも薄めなくてはならない。
社会主義国や独裁国との平和的な共存を模索するのが、今では国連の大きな役割、課題になっている。
国連への拠出金は3番目に多いとか聞くが、日本の存在など全く薄くそして無力である。
今回のロシアとウクライナとの軋轢なども国連が確たる仲裁に立てるようでありたいものだ。
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