「浅間神社の苔むす御神木」
高橋 裕一さん 撮影
私は根が単純なのか、儀式好きなのか、新聞で報道される国民の半数以上が
国葬反対だというが、私はそれ程、国費を使って怪しからんと言う気持ちが
ないのが不思議である。
日頃から政治や政治家に対して批判し腹を立てている割には、あまり批判の
気持ちが少ないのが自分でも変な感じである。
2億以上の国費を使い議会にもかけず閣議だけで決めて、これでは自民党葬だ
というのも、成る程なぁとは思う。
しかし、日本の政界では珍しく長期政権で、海外にもよく知られた人物で、凶弾に
倒れる殉職という特異性もあって、国として弔うのも良いじゃないかと言う気がする。
人間、どんな人も死んでしまえば皆善人、皆仏でもあるし、55年前の吉田首相以後は
全て自民党葬だったが、それ等よりは一段格上でいい、今こそ国民1人1人が国家という
ものを再認識し、再びこんな事が起こらないようにと祈り誓う機会かも知れない。
昔、あのワンマン首相の国葬の時に、たまたま海岸を散歩していたら、茅ヶ崎の遥か沖合に
米軍の軍艦が何艘か並んでいて驚いたのを思い出した。
後で聞いたら、大磯へ海上から弔意を表しに来たものだったと知った。
異様な光景でもあり荘厳で、とにかく格好良かったのが印象に残っている。
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