人は言う。「神に従う人は必ず実を結ぶ。神はいます。神はこの地を裁かれる。」 詩編 58編 12節 新共同訳
こうして人々は言おう。「まことに、正しい者には報いがある。まことに、さばく神が、地におられる。」 詩編 58編 12節 新改訳
物事を公平に正しく見極めることは必要ですが。あの人が悪い、この人が悪いと裁く態度は、裁く当人にとっても精神衛生上非常に悪いばかりか、時々問題を大きくしたり、物事を混乱させます。
イエス・キリストは、あの有名な山上の説教の中で 「 人を裁くな。そうすれば、あなたがたも裁かれることがない。人を罪人だと決めるな。そうすれば、あなたがたも罪人だと決められることがない。赦しなさい。そうすれば、あなたがたも赦される。 」 ルカ 6:37 といわれています。
パウロは言いました。人間が正しいとされるのは、決してやましいことが一つもないと言う自分の正しさによるのではない。人間の正しさなど、横の人と上辺だけの比較の問題にすぎません。人を正しくするのは神の愛、神の赦し、神の恵みだけです。自分の弱さ、小ささ、醜さをとことん認めて神の愛の中に飛び込むときだけ、人は 「 義とされる 」 のです。裁くのは神だけです。神は必要なとき、また最後に、裁き、報いてくださるのです。
報いについて少し、
「・・・ イスラエルの神、主がその御翼のもとに逃れて来たあなたに十分に報いてくださるように。」 ルツ 2:12
「・・・ 勇気を出しなさい。落胆してはならない。あなたたちの行いには、必ず報いがある。」 歴代下 15:7
「・・・ こうして人々は言おう。「まことに、正しい者には報いがある。まことに、さばく神が、地におられる。」 詩編 58:11
終わりに、
「 あなたがたに言いますが、神は、すみやかに彼らのために正しいさばきをしてくださいます。
しかし、人の子が来たとき、はたして地上に 信仰が見られるでしょうか。」 ルカ 18:8