「【主】よ。私はあなたに身を避けています。
私が決して恥を見ないようにしてください。」
詩編 71篇 1節
ユダヤの人々は、恥を恥とする民族です。そして日本人もまた恥を恥じる人種です。
私は人間として本当に恥ずかしいことが二つあると思います。
その一つは、「罪」です。私たちの心の汚れ、内面的な卑しさです。
ジョン・ウェスレーは「罪のほか恥ずべきものは何一つない」と言いました。
私たちはたとえどんなものを恥じても、この「罪」を恥としないならば、
それは最も恥ずかしいことです。神はどんな隠れた罪もご覧になります。
そして私たちが本当に恥ずべきもう一つのことは、こんな罪深い私を愛し、
私のために十字架の上で血を流し、罪を赦してくださった神に恥じることです。
神は愛と恵みに満ちたお方です。あなたを愛して育ててくださるお方です。
このようなお方を恥とすることほど恥ずべきことはありません。
神に恥じない生活こそ、恥をかかない人生です。
神に身を避けるわたしたちには、希望があり、神は私たちを見捨てはされないのです。
「収容所を生き残ったのは体力の優れた者たちではなく、
希望を失わなかった者たちだった」
ヴィクトール・フランクル(夜と霧〜アウシヴィッツからの帰還より)。