「わたしは御力をたたえて歌をささげ/朝には、あなたの慈しみを喜び歌います。
あなたはわたしの砦の塔、苦難の日の逃れ場。」
詩編 59編 17節
どんなことがあっても、どんなにつらく、苦しい日々でも、この詩編の記者が心に決めと実行してきたこと、
それは「朝に喜びの歌を」歌うことです。仕事の関係や生活のスタイル、リズムの違いで朝早く起きられない人
も多いと思います。しかし昔から「早起きは三文の得」という言葉があるように、
人々は早起きの利点を感じていたのではないでしょうか。
朝はすべてが新鮮で若々さに満ちたとっておきの時間です。また、誰にも邪魔されることのない自分だけの静かな時です。
こんな時に起き出して心から神の力をほめ歌い、喜びの賛美を歌ったらどうでしょう。心そのものが朝のようにすがすがしく若やぐでしょう。そして、心に神の愛や恵みの力があふれてくることでしょう。一日の方向がそれで決まるようなものです。
初めは苦しみ、苦悶、苦闘からの祈りから始まりました。けれども最後は賛美で終わっています。
これが苦しむときの祈りです。ヤコブの手紙に、「あなたがたのうちに苦しんでいる人がいますか。その人は祈りなさい。
(5:13)」との勧めがあります。もう自分は敵に四方を囲まれている、だめだ、と思うとき祈ってください。
いろいろなプレッシャーを受けてどうすればよいか分からなくなったときダビデのように心を広げて祈ってください。
神さまはその祈りに必ず答えてくださいます。
神 が良いことをしておられるという信仰がここにあります。ダビデが神が味方であると言った、そこにある恵みです。
私たちは、恵みの福音を信じています。福音に付け足したり、混ぜ物をしたりするのは、
まさに犬のような唾棄すべき存在であり、事実、それは巧妙に教会の中に入り込んできます。
そこには実が結ばれません、偽物だからです。だから、恵みの神であるという告白は大事なの です。