「しかし、わたしはあなたがたに言います。自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。
それでこそ、天におられるあなたがたの父の子どもになれるのです。…… 。」
マタイ 5章 44~45b
ある大学の心理学の時間に、先生は一つの興味ある問題を出しました。
「諸君が嫌いだと思っている人の名を出来るだけ多く書きなさい。」学生は一斉に書き出しました。
その結果、意外なことに、一番多く名前を書きだした人が、そのクラスの中で一番嫌われている人で、
一番少なくしか書けなかった人が一番みんなから愛されている学生でした。
このことから、あの人と仲良くなれないと気が付くことがあったら、自分自身を落ち着いて反省してみる必要があります。
自分自身の中に仲良くなれない原因があるということです。
私たち人間は、孤立している存在ではなく、一つの群れ、仲間として生活するように造られ、
導かれていると聖書には書かれています。他人という存在は自分を映し出す素晴らしい鏡と思って、
仲良く交わり、自分を成長させていきたいものです。
神は罪人(あなたのことですよ、すみません、余計なことでした。)をも愛されています。
ですから、神の愛されている人々を、私たちも愛さなければなりません。
少し厳しいですが、出来る、出来ないではなくそうしなさいと言われるのです。
ロ−マ12:9−13
「愛に偽りがあってはなりません。悪を憎み、善から離れず、兄弟愛をもって互いに愛し。
尊敬をもって互いに相手を優れた者と思いなさい。怠らず励み、霊に燃えて、主に仕えなさい。
希望をもって喜び、苦難を耐え忍び、たゆまず祈りなさい。聖なる者たちの貧しさを自分のものとして彼らを助け、
旅人をもてなすように努めなさい。あなたがたを迫害する者のために祝福を祈りなさい。」