「旅には杖一本のほか何も持たず、パンも、袋も、また帯の中に金も持たず、
ただ履物は履くように、そして「下着は二枚着てはならない」と命じられた。
マルコ 6章 8~9節
主が弟子たちを神の働きにのために送り出した時のことばです。
これでは何かがあったらすぐに困ってしまうと思わずにはおれません。
しかし、ここで大切なことは、荷物を沢山持つことではなく、主に信頼を置くということです。
また、どんな苦しいときにもくじけてしまわない心を持っていることではないでしょうか。
そして、弟子たちは、主の力を心の内に、身体の中に、一杯にして出かけたのです。
わたしも、どんな苦しいときにでもくじけない心を持ちたいと思います。
主は出かけて行こうとする弟子たちに、何も持って行かないようにと命じられました。
これは、不必要なものを持って行かないということです。
主が導かれれば、そこに備えがあるということです。私たちが新しい領域に神に導かれる時に、
「私にはこれがない」「あれもない」と言って、言い訳してしまいます。
けれども、どんなときにも神に呼ばれて、導かれた時には、自分にそれがなくても、導かれます。
伝道の基本がここにある。私たちには神の杖(福音)があればそれでよい。他のものは必要に応じて与えられる。