ママラボ➕(ぷらす)

摂食障害からの回復を目指して 月一zoomで12ステップミーティングをしています 次回は2021年9月26日

あとがき

2020-09-21 22:33:00 | 人を信じられない病 信頼障害としてのアディクション
アディクションに関する社会全般の「常識」と臨床の場で目にする「現実」との落差を少しでも埋めたい、という意図のもと、私は本書を書き始めた。

数百年間、アディクションは道徳の問題と理解され、医療さえ提供されない時代もあった。

今日、アディクトの脳障害に関する研究論文は無数に目にすることができるが、アルコールや覚醒剤が脳に及ぼす害のメカニズムをどれほど暗記したとしても、診察室で目の前に座っているアディクトの飲酒や薬物使用を止めることはできない。

信頼障害仮説という観点からアディクションを理解することは、いまだ断酒断薬の意志に乏しいアディクトたちと関わって援助していく際に特に役立つはずである。

本書を通じてアディクション臨床の現実と魅力が少しでも伝わることを願っている。





<12ステップミーティング>
 
日時:2020年9月27日(日)14:00〜16:00

場所:NPO法人ガジュマルの船事務所およびオンライン(zoom)

内容:AAの「12のステップ12の伝統」を読んでシェアします。


アディクションの社会構造3

2020-09-21 01:09:00 | 人を信じられない病 信頼障害としてのアディクション
…アディクションは人とのリアルなつながりの中で回復していくのである。




<12ステップミーティング>
 
日時:2020年9月27日(日)14:00〜16:00

場所:NPO法人ガジュマルの船事務所およびオンライン(zoom)

内容:AAの「12のステップ12の伝統」を読んでシェアします。


アディクションの社会構造2

2020-09-19 20:15:00 | 人を信じられない病 信頼障害としてのアディクション
ところが私たちは便利になればなるほど、つまり人ではなく物に頼るようになるほど、結果的に寂しくなるということに気づいた。

SNSで自分の都合のいい時間に都合のいい相手とつながることができるということは、自分自身も相手の都合で瞬時に利用され、瞬時に切り捨てられる道具になるということ…中略…バーチャルな幻の満足感しか与えられないから、いつまで経っても満足できないのだ。





<12ステップミーティング>
 
日時:2020年9月27日(日)14:00〜16:00

場所:NPO法人ガジュマルの船事務所およびオンライン(zoom)

内容:AAの「12のステップ12の伝統」を読んでシェアします。


アディクションの社会構造1

2020-09-19 00:02:00 | 人を信じられない病 信頼障害としてのアディクション
現代社会は…中略…お金さえあれば他者に依存せず個人の欲望を満足させることができるようになる「便利さ」を指向してきたのである。

便利さの第一段階は人の力に頼っていたことの機械化である。

人間がやっていた単純作業は次々と機械に置き換わっていった。

…中略…一人暮らしをしていて、家電製品と近くにコンビニさえあれば、誰とも一言も直接言葉を交わさなくても365日暮らしていくことはできる。



<12ステップミーティング>
 
日時:2020年9月27日(日)14:00〜16:00

場所:NPO法人ガジュマルの船事務所およびオンライン(zoom)

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危険ドラッグの流行と終焉4

2020-09-17 21:38:00 | 人を信じられない病 信頼障害としてのアディクション
法規制という薬物対策は、社会適応のレベルが良好な者たちを規制対象となった薬物から一時的に遠ざける効果はあるかもしれないが、アディクトたちの病理そのものを治す効果があるわけではない。

危険ドラッグの大流行が私たちに教えてくれたことは、「逮捕されないなら薬物の力を借りてみたい」と思ったごく普通の人たちがいかに多かったか、である。

これほどまでにソーシャルメディアが発達し、一見すると、人と人とが容易に繋がることができるようになった現代において、人に頼ることができず、隠れて薬物に頼るしかないほど孤立した人がこれほどまでに増えている現実は、たとえ危険ドラッグが流行の表舞台から消え去ったとしてもなくならない。




<12ステップミーティング>
 
日時:2020年9月27日(日)14:00〜16:00

場所:NPO法人ガジュマルの船事務所およびオンライン(zoom)

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