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かつては飛行や犯罪そのものを精神医学的あるいは心理学的治療の対象と見なそうという考えがあった。子どもは健全に成長すれば非行や犯罪に手を染めることはないはずなので、非行少年とはすなわち精神を病んだ少年だという理屈である。…中略…すべては刑罰の対象ではなく、医療や福祉の対象なのである。古き良きアメリカの民主的思想であり、この思想は第二次世界大戦後GHQを通して日本に少年法として持ち込まれた。
アメリカがこうした思想から遠ざかったのちも、日本はしばらくの間医療モデルに基づく少年矯正に関する理想を保持し続けた。
*日時*
2022年5月29日(日)14:00〜16:00
「12&12」のステップ9の読み合わせ
場所
NPO法人ガジュマルの船事務所およびオンライン(zoom)