ママラボ➕(ぷらす)

摂食障害からの回復を目指して 月一zoomで12ステップミーティングをしています 次回は2021年9月26日

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2022-05-02 22:35:00 | 刑務所の精神科医
精神療法の根本は、どれほど異常な、どれほど不快な人間に対しても忍耐をするということにあるbyヤスパース



日時*
2022年5月29日(日)14:00〜16:00
「12&12」のステップ9の読み合わせ


場所
NPO法人ガジュマルの船事務所およびオンライン(zoom)

矯正施設における精神療法3.

2022-05-01 21:41:00 | 刑務所の精神科医
p195 
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薬物依存と並んで、医療少年院や医療刑務所で精神療法的な対応が求められたのは摂食障害である。

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なぜ少年院や刑務所に摂食障害の患者が相当数いるかといえば、過食の段階で必要になる食べ物を万引きする人がいるためである。


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万引きを症状の一つとして考えるべきだと主張している摂食障害治療の専門家もいる。


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…医療少年院や医療刑務所で担当した摂食障害の患者との治療は、文字通り格闘するという感じだった。

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(依存や嗜癖の治療の)こうした領域で1番臨床経験があるのは、もしかしたら刑務所に勤務している精神科医かもしれない。




日時*
2022年5月29日(日)14:00〜16:00
「12&12」のステップ9の読み合わせ


場所
NPO法人ガジュマルの船事務所およびオンライン(zoom)

矯正施設における精神療法2.

2022-04-30 20:46:00 | 刑務所の精神科医
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人生には悲しみが必ずともなう。それをすべてうつ病の症状とみなして治療の対象としようとするのは精神医学の乱用であり、過度な医療化である。

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矯正施設に勤務していたころはとくに、医者は「病気を治す」のが仕事なので、価値観からできるだけ自由でありたいと、私はいつも考えていた。


日時*
2022年5月29日(日)14:00〜16:00
「12&12」のステップ9の読み合わせ


場所
NPO法人ガジュマルの船事務所およびオンライン(zoom)

矯正施設における精神療法1.

2022-04-29 21:48:00 | 刑務所の精神科医
p188
かつては飛行や犯罪そのものを精神医学的あるいは心理学的治療の対象と見なそうという考えがあった。子どもは健全に成長すれば非行や犯罪に手を染めることはないはずなので、非行少年とはすなわち精神を病んだ少年だという理屈である。…中略…すべては刑罰の対象ではなく、医療や福祉の対象なのである。古き良きアメリカの民主的思想であり、この思想は第二次世界大戦後GHQを通して日本に少年法として持ち込まれた。

アメリカがこうした思想から遠ざかったのちも、日本はしばらくの間医療モデルに基づく少年矯正に関する理想を保持し続けた。



日時*
2022年5月29日(日)14:00〜16:00
「12&12」のステップ9の読み合わせ


場所
NPO法人ガジュマルの船事務所およびオンライン(zoom)

往診

2022-04-28 08:23:00 | 刑務所の精神科医
p172
…いったん退院してもらい、専門外来を受診してもらうのが道筋だとわかった。ところが、この「いったん退院して」というのが家族の激しい抵抗にあった。…中略…外泊をした翌日、昼までに病院に帰ってくる予定になっていた。しかし、昼を過ぎ、午後二時になっても三時になっても患者は帰ってこなかった。看護師たちは「だから言ったじゃないですか」という冷たい視線を私に投げかけた。…

p173
「飲む気は本当になかったんだけど一人であの部屋にいたらわびしくなってね」「酒を飲むぐらいはすることもないしね」




日時*
2022年5月29日(日)14:00〜16:00
「12&12」のステップ9の読み合わせ


場所
NPO法人ガジュマルの船事務所およびオンライン(zoom)