ママラボ➕(ぷらす)

摂食障害からの回復を目指して 月一zoomで12ステップミーティングをしています 次回は2021年9月26日

p271〜274 ラスト

2020-06-01 17:45:00 | 子は親を救うために「心の病」になる
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最初、私は彼らの解決の方向を、他の患者さんたちと同じように、「普通の」社会生活に戻ることだと考えていた。しかし、そう思って話を聞いていると彼らの悩みの奥が見えなかった。何に、どう悩んでいるのか、どのあたりの心の葛藤が解けると解決、出口に到れるのか、皆目見当がつかず、戸惑った。


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カウンセリングとは、その人の生き方とか、悩みを聞くのではなく、「存在」感を聞く、「存在」を確認するものである。

…人と人とが向かい合って、この「存在」を確認し合う作業、それがカウンセリングの本質である、そう、私はクライアントから教えてもらった。




*お知らせ*
6月28日(日)13:30〜14:10 zoomを予定しています。

p260

2020-05-31 21:41:00 | 子は親を救うために「心の病」になる
妻を失って、うつ病になった頃の不満と怒りが消えています。何への不満だったのか、と考えて「ああ、そうだ、人生への不満と怒りだったんだ」と分かって、一人で嬉しくなりました。「神への怒りかな、生きてきた自分への不満かな」とも思いました。生きるということはそれを抱えるということなのですね。一生懸命やってきたのにうまくいかないじゃないか、って言いたかったんだな、と思いました。それが言えて楽になりました。



*お知らせ*
6月28日(日)13:30〜14:10 zoomを予定しています。

p257〜258

2020-05-30 14:32:41 | 子は親を救うために「心の病」になる
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ずっと長い間求めていたものを確認する。それが分かると、自分がこの世界で人とつながっていたいと求め、安心したいと思い、そして、幸せを感じてきたことを受け入れられた。

そうして、彼は自分が求めてきたものを断念したのかもしれない。



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逆のように思うかもしれないが、まるごと認めるということは、断念することであり、心を広げるとそうなる。





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2020-05-29 16:54:00 | 子は親を救うために「心の病」になる
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「振り返ってみたら、(妻が死んでから)ここ一、二年の記憶があまりないんです。…
仕事以外はだいたい家に引きこもっていました…だから外部からのストレスもまったく感じなかったです。うつ病で苦しかったり怖かったりしましたが、人生の中で、初めて外から遮断されて、社会ストレスのない時間だった気がします。

最近は元気になってきて、もう一度、社会のストレスを感じることに、期待があります。世の中にもう一度出ていきたい、義務も欲しい、また頑張ってみたいと思うんです…中略…

数ヶ月前までは、過去の何か、自分の生き方のどこかを修正すれば、元に戻れると思って焦っていましたが、今は、それはそれで、このままでもいいんじゃないかと思い、戻る気はなくなっています」



6のミーティングは会場が使えたら会場で行います(^^)

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2020-05-28 16:36:00 | 子は親を救うために「心の病」になる
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「先週の日曜日、何気なく部屋を片付けているときに、妻のセーターをクリーニングに出したことを思い出しました。

もう、妻はいないと思い出して、重い気持ちになりましたが、それと同時に、『一人になって清々した』という想いが浮かんできました、

じぶんで、『えっ!』とびっくりしました。

『ひどいな、これは一緒に人生を歩んできた妻への裏切りだ』と、思いました。そんなことは考えてはいけない、大切な人、大切な思い出なのだから…と考えましたが、同時に、そう感じることも人間はあるんだなと、思いました。…」



*6月のミーティングは会場が使えたら会場で行います(^^)