…その人のご主人が…今も断酒しているのですが、その女性(妻)はいまだに怒りを感じていました。
「息をしている間はずっとお酒を飲んでいたのです。おかげで私は十年間もひどい暮らしを送らされました。私は本当に腹を立てていましたが、夫にはなぜか理解できませんでした。『いったい何が望みなんだ』って言うのです。『毛皮のコートでも買ったらどうだ』って。
私はこのプログラムが理解できません。私が夫に『もう私はおしまいよ』と言うまで、何にも起こらなかったのです。そして夫はここに来て、助けを求めました」
もうおしまいよ、と言った時にあなたはイネイブラーであることをやめたのですよ、と言われてこの女性は驚きました。
「これまで夫のお酒にさんざん耐えてきたんです。今さら私が出かけて行って、それは私に責任があっただの。そんなことを発見するべき理由がどこにあるんですか」
けれども退院して帰宅するころには、この女性は変わっていました。「自分が大将にならなくてもいいんだ、ってわかったのです。それに一人でないことも」
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