WIND BENEATH MY WINGS

震災後、私たちの暮らしの「あるべき姿」を考え中。持続可能で幸せな暮らしを一緒に考えていきませんか?

わけあう心、7歳なりに、2歳なりに

2009-10-21 23:10:48 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
この間、2歳の次男におせんべいを4枚あげたら、
「はい、どうじょ」
と2枚をパパに持っていき、
1枚は私に返してくれ、
1枚は自分で食べました。
そして
「ちょうちゃん(こうちゃん)ねんね」
と兄に申し訳なさそうに。

別のある日、公園でバナナを食べるとき、
バナナが5本ありました。
パパがいないのでわけるのは3名。

まずみんなが1本ずつ食べました。
残りの2本は「はんぶんこ」だというので
配分は彼らにおまかせしました。
「どうやって、はんぶんこするのだろう」
と私は興味深々です。

彼らはまず2本のバナナを、それぞれ「はんぶんこ」しました。
4つの固まりができました。
まずこれを3人でいっこずつとりました。
「ままどうじょ」と次男がくれたので「有難う」といただく。

「残りをどうするかなあ~」と思ってみていたら、
ふたりでごにょごにょやって、小さな固まりをさらに「はんぶんこ」して
私にくれました。
そしてさらに小さな固まりを「はんぶんこ」してふたりで食べていました。

パパがいないときは「配分」は彼らの仕事。
どうやって配分するのかが本当に面白い。注目しています。

いまのところ、彼らの「はんぶんこ」「わけあう」精神は
極めてまっとうです。

2才の次男は勿論のこと長男も割り算はできません。
しかし、割り算ができなくても「はんぶんこの精神」さえあれば、
ちゃんと仲間で、ものをわけあうことはできるのですね。

ときに喧嘩になることはあるけれど、
「はんぶんこ」の精神は、彼らの中に常にある。

「物はわけあうものだ」

そんなに意識して教えたわけではありませんが、
彼らはそれを自ら体得しました。

オトナになって、わけあうものがより複雑になり、
例えば「資源」のように膨大になったり、
例えば成果のようにデリケートになり、
利害関係がリアルでシリアスになり、死活問題になり、
さらに目にはみえにくくなっても、
「はんぶんこ」=「分け合う」
という精神を、忘れないでもらいたいです。

そして私たち自身も「わけあう」という精神を忘れないようにしよう、
そんな風に思いました。
そうすれば戦争は起こらない??

パパや私が眠るときに「とんとん」してくれる次男。
ふたりの兄弟は、誰かが困ると、何かがあると必ず
「ダイジョウブ???」とわらわらとよっていきます。

一度家出しそうになったときに
「駄目!」
とドアに立ちふさがった長男。
彼はご存知の通り、知的な障害を持ちますが、
そういう考えはきわめてまっとうです。
「衝動的に家出をしてはいけない」
(じぶんだってしたけどね・笑。500メートルくらい。)
「家族は努力して仲良く暮らすものだ」
「助け合うものだ」
ということを、たとえ知的障害を持っていても、
私の何十倍もわかっているのだとそのあと思いました。

「この子たちは偉い」と思った母でした。
有難うね。



日産自動車と住友商事、 電気自動車用バッテリーの2次利用事業の検討を開始

2009-10-21 07:55:12 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
(写真提供:日産自動車)

日産自動車住友商事は2009年10月20日、電気自動車(EV)に使用された
リチウムイオンバッテリーを「再利用、再販売、再製品化、リサイクル
(Reuse, Resell, Refabricate, Recycle)」し、グローバル市場における
エネルギー貯蔵のソリューションとして2次利用を行うという新たな事業検討
を共同で開始すると発表しました。

いずれ・・と思っていたのですが、2009年中に発表されたので、驚きました。
両社が「4R」事業戦略と銘打った同事業は、EVが市場で広く普及していく中で、
再生可能なリチウムイオンバッテリーを有効に活用していこうというものです。

現在、再生可能なバッテリーを大量に供給する事業は存在しません。

しかし、日本では2020年までに再生可能バッテリーの需要が最低でも
年間EV(電気自動車)5万台分相当になり、
エネルギー貯蔵に対するソリューションへの期待が高まり、
この分野への期待は、非常に高い(しかも有望?)と思されます。

日産の最高執行責任者(COO)の志賀俊之氏は、
同日、こう語っています。

「私たちは、手頃な価格のゼロ・エミッションモビリティを世界中で提供する
最初の企業として、独自の役割を担っているということを認識している。
お客さまの中には、ゼロ・エミッション車への期待に胸をふくらませる一方で、
リチウムイオンバッテリーが再生可能かどうかについて確証を得たいと
考えている方もいるだろう。
実際、日産のバッテリーは再生可能なばかりではなく、エネルギー貯蔵のための
ソリューションとして寄与するものである。
私たちは、住友商事というビジネスパートナーを得られたことを
喜ばしく思っている。」

と述べました。

尚、同社は、日産は、2009年8月2日、手頃な価格の電気自動車「リーフ」
を公開しています。
リーフ」は2010年度に日本、米国および欧州に投入される予定であり、
ゼロ・エミッションモビリティにおいてリーダーとなるという日産の
コミットメントの原動力となっています。
2012年度には、「リーフ」がグローバルで量販されることは既に発表されて
います。

ちょっと大袈裟かもしれませんが「電気自動車に社運をかけている」
と言っても過言ではない、同社の意気込み、
そして、スピード感ある取り組みには、鳥肌がたつような興奮を感じます。

そして、私たちがゼロ・エミッション車(厳密には電気自動車はゼロ
・エミッションではありませんが)を選択すれば、その普及に合わせて
当然、バッテリーの供給量が増え、再生可能バッテリーの需要も
増加すると見込まれます。
日産のEVに搭載されるリチウムイオンバッテリーは、クルマで使用した
後でも70~80%の残存容量があり、グローバルでの再利用やエネルギー貯蔵
のソリューションとして、他の様々な用途への再販売が可能となるはずです。

バッテリーの2次利用は、将来的なエネルギー貯蔵を可能とします。
再生可能バッテリーを環境に優しい方法で利用することが、
電気自動車によるCO2削減効果だけでなく、全産業におけるCO2削減に
貢献すると思われます。

ちなみに、日本では、2020年までに以下のような用途に利用するために
再生可能バッテリーへの需要が増加すると見込まれています。

●住宅および事業用途目的の太陽光パネルとの組み合わせによるエネルギー貯蔵
バックアップ電源
無停電電源装置(UPS)
電力グリッドの負荷平準化
●風力、太陽光発電の出力変動平滑化

詳しくはこちらまで
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2009/_STORY/091020-03-j.html