林真理子女史が最近よくTVにでている。
茶道や着物をたしなんでも少々下品な感じに少なからず眉間に皺を寄せていたが、
彼女の「20代で読んでおきたい名作」読み、そこで薦められていた「淋しいアメリカ人」を読んだりすると、彼女のTVでまくりは、よい著書の普及にはとても効果があると思えてきた。
さて本題。
「淋しいアメリカ人」40年ほど前に書かれたアメリカのルポ。
これを20代の時に読んでいたら「キャッ、アメリカってすごい!ついていけない」だけだったかも知れない。
スワッピングや、望まぬ子の養子斡旋などは(産んだら、それで終わり。養子に出して晴れ晴れと新しい生活を始める少女たち。養子の子は、自分の遺伝的なルーツを知ることは永久にない)、これまでも映画や雑誌で観てきたが、やはり驚かされる。
その内にある満たされない心、
自らの心の渇きに気づきもせずに性を謳歌していると自負する彼ら彼女らが痛々しい。
大富豪たちは、他人を信じられなくなっている。
物質的に満たされてはいても、満たされない心。
反対に貧しく生活保護を受ける人々は、生活保護費を受けられることで、働くことをしない怠惰さを加速している。
権利だけ主張して義務を捨て去った人々。
一見ドライでカラカラと明るいアメリカ。
だがその実、群る、精神科医に通う、社交辞令だけは素晴らしい、淋しいアメリカ人が多いのだ。
淋しくない人たちもいた。
ニューヨークで暮らし続けるお化けのようなお年寄りだ。
はたからみれば、社会に捨て去られたような皺だらけのおばあさんたち。
「息子の給料?上がらなくったっていいよ。上がれば物価が上がって、年金暮らしの私たちの生活は苦しくなるんだから」
彼女らは、たいてい貧しいが、自分で考える自由と自分で生きていこうとする気持ちを捨てさっていない。
「淋しいアメリカ人」は、20代で読んでおきたかった・・・と言うより、今読んでよかった。
あなたが本当に望んでいるものは何ですか?
豊かな時間ってどんな時間ですか?
「淋しい日本人」になっていませんか?
茶道や着物をたしなんでも少々下品な感じに少なからず眉間に皺を寄せていたが、
彼女の「20代で読んでおきたい名作」読み、そこで薦められていた「淋しいアメリカ人」を読んだりすると、彼女のTVでまくりは、よい著書の普及にはとても効果があると思えてきた。
さて本題。
「淋しいアメリカ人」40年ほど前に書かれたアメリカのルポ。
これを20代の時に読んでいたら「キャッ、アメリカってすごい!ついていけない」だけだったかも知れない。
スワッピングや、望まぬ子の養子斡旋などは(産んだら、それで終わり。養子に出して晴れ晴れと新しい生活を始める少女たち。養子の子は、自分の遺伝的なルーツを知ることは永久にない)、これまでも映画や雑誌で観てきたが、やはり驚かされる。
その内にある満たされない心、
自らの心の渇きに気づきもせずに性を謳歌していると自負する彼ら彼女らが痛々しい。
大富豪たちは、他人を信じられなくなっている。
物質的に満たされてはいても、満たされない心。
反対に貧しく生活保護を受ける人々は、生活保護費を受けられることで、働くことをしない怠惰さを加速している。
権利だけ主張して義務を捨て去った人々。
一見ドライでカラカラと明るいアメリカ。
だがその実、群る、精神科医に通う、社交辞令だけは素晴らしい、淋しいアメリカ人が多いのだ。
淋しくない人たちもいた。
ニューヨークで暮らし続けるお化けのようなお年寄りだ。
はたからみれば、社会に捨て去られたような皺だらけのおばあさんたち。
「息子の給料?上がらなくったっていいよ。上がれば物価が上がって、年金暮らしの私たちの生活は苦しくなるんだから」
彼女らは、たいてい貧しいが、自分で考える自由と自分で生きていこうとする気持ちを捨てさっていない。
「淋しいアメリカ人」は、20代で読んでおきたかった・・・と言うより、今読んでよかった。
あなたが本当に望んでいるものは何ですか?
豊かな時間ってどんな時間ですか?
「淋しい日本人」になっていませんか?