新聞広告で気になって読んだ。
中学3年生のちひろの語りで物語は進む。
虚弱体質で生まれ皮膚炎も(アトピーと思われる)なかなかよくならない。
ところが父親が上司(宗教関係)から勧められた水で体を拭くとだんだん改善していった。
そこから両親は宗教にのめり込んで行く。
ちひろが物心つく前から両親は信徒。
そんな家庭で育つ少女の心情や暮らしを描いている。
今、13歳のちひろが、これからも親の宗教に違和感なく暮らしていくのか?
って、読者に思わせて終わる。
※今カルト宗教が騒がれているが(政治家との癒着が大問題)、物語はカルト宗教を描いているのでも攻撃しているのでもない。