
本の概要
「はないちもんめ」で、いつも最後まで選ばれない疎外感。
作者上手い。
主人公であるのに共感を得ない部分もある。
ある時姉からは「そんなだと人に嫌われるよ」友人の怜ちゃんからは「みんな寿美子さんの事嫌いだって」と言われる。
共感できない部分もあると言いながら、なんかね、私自身も寿美子みたいなとこあったなぁ、、、と、若い頃を思い出した。
寿美子は、だんだん自然体でいられるようになるのだが、それはネタバレになるので書かない。
ラストに「賞味期限切れの友情」と言う言葉が出てくる。
これ分かる!
思い当たる理由ないままゆうじんに距離を置かれたことがあった。何年か後に年賀状が届いたけれど、返信しなかった。
怒りとは、違うのよね。
そう賞味期限切れしたの。
思い切ってそう割り切ればスッキリする。
熱愛でも冷めるように冷める友情もある。