お盆時期の話と、レオの物語とか。

お盆、
田舎では初盆参りなどでやたらとみんな忙しい日々です。
我が家も田舎の慣習にもれずこの時期は何かとうろうろしてるとこです。

なので仕事のほうがちょっと遅れてしまってますが、申し訳ありません。


さて、最近は質問箱もないので、ちょっと動物ネタの話でも書いてみますか。

本に書いてみようと思いつつ、なかなか機会がないので先にブログに書いていくことにします。

「レオの物語」という感じで。

＜レオの物語＞

我が家には、妻の連れ子のレオ、というチンチラシルバーのねこがおりました。
僕は最初それを見たとき、犬みたいにでかくてふわふわしているので、とても猫とは思えないくらいで。今まで野良猫みたいなのしか見たことなかったため、

世の中にはこういうねこが存在するのか。

と思っていたものです。

で、妻と結婚したときはすでに８歳くらい。
まだまだ元気で毛のつやもよく、冬になると借家が寒かったせいか白梟のようにフカフカになっておりました。

猫というと、鳥を襲ったり、動くものをみたら捕まえてしまうと思うものです。
実際、我が家に今いる猫は、スズメが飛び込んできたらみんなで追いかけまわして口にくわえて遊ぼうとしますから。

ところが、そのレオはそういう鳥とかには全く興味を示さず。
保護した鳩がいても、まったくちょっかいも出さず。
いっときオカメインコを飼っていたときは、その子を外に出していても何もせず。むしろインコがかごの外で羽ばたくと、それに驚いて逃げてしまうくらいのチキンハートでもありました。

鳥より弱い猫です。

しかも、テーブルに置いてあるものを盗むとか一切せず。食卓に夫婦で座ると、空いた席にちょっこりと腰かけて人がくれるものをちゃんと待っていたり。

人にベタベタはしませんが、必ず人の側にそっといたりと。
今まで感じていた猫と比べて猫っぽくないところが多くありましたね。

それに、人をみて手加減をしていたのです。

妻がレオと遊ぶ際は、爪を立ててもそこまで本気でなく、歯を立てても妻が痛いというと止めてしまうくらい。
妻に対して本気で向かうことはまったくなかったのですが。

僕が相手をすると、手が血みどろになるまで引っ掻くし噛み付いてきてました。
妻に対してはぜったいそういうことしないのですね。

でも、僕のことは後から来た新しい手下とでも思っていたふしもありまして。
餌をくれるデカイ下っ端としてレオに扱われてました。

なので、たまに布団にしっこかけられたりすることもあり。

そして、子供が生まれるとき。
古い田舎の人々は「ねこがいると子供に悪いから」と言ってねこを遠ざけたほうがいいようなことを言いますが。そんなことは気にせず、鳥にも負けるレオなら大丈夫だろうということで。
我が家ではそのまま、ねこも一緒にいる環境で子育てが始まりました。
すると、レオはまるで見守るようにいつも側にいて。
しかも、子供が尻尾をひっぱったり、よだれを垂らして追いかけまわしても、一切反撃もしないでさっと身をかわすだけでした。
でも、子供を避けていたわけではなく、側にはいるのです。

飼い主の大切にしているもの、というのがわかるのか。
新しく来た子供。として認識しているのか。子供のやることに対してはまったく攻撃をすることもありませんでした。

目の前で我が子がハイハイしながらレオの尻尾を掴んだとき。とっさに反射的にレオは振りかぶり樣にネコパンチを繰り出そうとしたのですが。
ひっぱった相手が子供だと分かった瞬間、その手を寸止めで止めて、子供に手が当たる前に引っ込めてすっと去っていったのです。

その様子を見て「ねこが寸止めするの初めてみた」と思い。普通の猫っぽくないなぁ、というのをさらに感じていたところです。
妻とも「こいつは過去生で人間か、もしくは次人間になる予定なんだろうか」
とか冗談のように言っていましたが。
後日、僕がこういうヘミシンクとかし始めたときに、過去生で人間だったとかそういう話は見ることできましたね。

そんなレオも、僕が家を建てたことで引っ越して今の家にやってきましたが。
我が子が３歳くらいになって、物事がわかるようになってきてから、ついに尻尾を掴んだ子供にネコパンチをお見舞いしてました。
子供は初めて猫にパンチくらったので泣いてましたが、そのパンチは爪を立ててない、肉球パンチだったのです。

ここでも、レオは子供に手加減をしていて。
僕にも手加減してくれよ～、
と思った次第。

その間に卵から人工保育で鶏を孵したことがありまして。その小さなひよこに対してもレオはまったく何もせず。体に乗られても突かれてもまったくそのままゴロゴロしていたりしまして。レオの上にひよこが乗っかっている写真もいくつも撮影されております。

そういう感じで、我が家に猫や鳥や魚が居ても、まったく問題ない暮らしをしていたのですが。
それから我が子とレオも成長して行って、レオが１６歳になる頃に芋畑でルークを拾ってしまいます。

本当は、レオも高齢なので他の猫を飼うことはしないように、と思っていたのですが。
拾ってしまったものはしょうがありません。
そこでレオの仲間にルークが加わります。
新入りの猫に対してレオも特に何もせず。ただ、ちょっとうざいような顔をしていたので。
妻がルークのお友達にと義兄の養豚場に住み着いていた子猫、それも毛長の子猫を捕獲して家に連れてきます。
これがメインクーンのような姿をしたミシェルになります。

それから半年くらい。長老猫レオと、に匹の新入り猫の暮らしがつつがなく続いていたのですが。
妻の携帯に義姉から電話がかかってきました。

「猫が学校の校門に捨てられている」と。

で、それを妻が回収しに行って。
まだ乳飲み子であったので哺乳瓶で妻が育てて。
本当は人にやる予定だったのですが、その人たちももらえる状況ではなくなり。
そのまま家に居ついてしまったのが、サフランとムールの兄妹になります。

そして、５匹の生活が始まっていきます。

それがレオが１８歳のときまで続きまして。
そして、あるときから、レオが茶色の水っぽいゲロを吐くようになりました。

「なんか、食べ物がわるいのかな？」
とか「猫草をもっと食べさせたほうがいいかな」
とかそんな判断でその状態を気にしてなかったのですが。後で分かったのは、その症状が出てきたときは腎臓の機能が低下しているときで。

猫にありがちな腎臓の病を発症してきはじめていたのです。

レオの体調が悪い、と感じ始めたのはレオがいつも登っているトイレの自動水栓を登れなくなってから。
たまに落ちていたので、登りやすく段差とか作っていたのですが、それでも登れなくなってきて。
そして、階段を昇ってこれなくなってきました。
お腹がたるむくらいに太っていた体が、だんだんとやせ細ってきて。
そこで、獣医に連れていくと。

腎臓の病気で。もう治らない、このまま進行を見ていくしかない。
ということを言われ。
点滴を受けながら、過ごしていくことになったのです。

で、このとき。僕はサラリーマンを辞めて独立した年でした。
そのときにヒーラーの勉強もし、資格も取っていたので。ヘミシンクCDとヒーリングと、そういうことを行いながらレオが苦しまないように。病気が少しでもよくなるようにと、いろいろと手を尽くしていった時期になります。

そのあたりの話は、また今度ということで。

レオの物語、と書いてますが。家にいる猫たちの生まれ変わりの話関係にも発展しますので、動物の話がお好きな方は乞うご期待。
さて、我が家の庭の写真では、バラがちょっと咲いていたり。



倉庫の前にて愛車と写真を撮ってみたり。　　




とそんな感じのことやってます。
明日も朝から外出続きなので、ちょっとメールなども遅くなりまして、申し訳ありません。

我が家のターシャが背伸びしているとこ写真とってますが、この子が家にきたのはレオの死後２年くらいしてから、になりますね。




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