愛をよむ人

タイタニックのケイト・ウィンスレットが
今年度アカデミー賞優秀主演女優賞を獲得した映画。

べストセラーの「朗読者」を映画化したもの

タイトルからして少年と年上の女性の恋という
ありきたりなものかしらと前半は少しひいていたのですが、
突然姿を消したハンナと法律を学ぶ学生となったマイケルが
法廷で再会するところから、ハンナの秘密やナチス側の看守として
罪を犯してしまった苦しみなどいろんなことがからんできて
人の人生って本当に自分だけの力ではどうすることもできないん
だなあととてもつらい気持ちになりました。

ハンナも女ひとりで生きていくには、時代に逆らわずに
ナチスのもとで働くしかなかったんですよね。
裁判でどうしても隠しておきたいことのために
罪をかぶってしまいます。彼女のプライドだったのかな。

ネタバレになってしまうので詳しく書けませんが
最後は、マイケルが娘にすべてを
話そうとするところで終わります。

ナチスに迫害されて生き延びたユダヤ女性が
収容所はなにも得るものがなかったと言い切ります。
人類が二度とこのような罪をくりかえしませんように☆