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オリンピック景気対策が始まったのでしょうか?

2013-08-08 19:01:21 | 経済
なんともまぁ本日8月8日の東京市場の取引は、予想通りの展開に思わず、納得です。
取引開始直後から午後に掛けては14000円割れの株式に釣られて多くの買い先行で
200円近く値を伸ばしましたが、それを待っていたかの如く午後からは一気に円高の
波を利用しての海外投資家から売られた為に急降下です。終わってみたら-219円の
13605円で取引を終えました。

確かに今の東京株式は買い易い状況にある。アベノミクスによる夏場の商戦過熱を
期待して普通のセオリーなら買いの時である。しかし今の円高の状態で買い時の株は
海外投資家にとっては高値での売り時でもある。多分、ヘッジファンドなどは今の
日本株式の相場を13500円程度と見ている。最安値は恐らく6月に出した12500円だと思う。
最安値が表わすものは国内長期資産型の運用株式である。

アベノミクスへの期待値が取り除かれ裸同然の東京株式に消費税増税論とTPP参加による課題は
将来的な経済不安を危惧する者は長期資産型の株式からは手を引くかもしれない。そうなると
最安値を更新する恐れがある。しかし皮肉な事にこの問題を一時的にカバーするかもしれない
要因として東京オリンピック招致問題で一儲けしようとする海外投資家による株式保有なのだ。
中々日本経済の金融ソフト化も悪いことばかりでは無い。

中長期型の資産運用でしかない国内投資家とは違い、オリンピック問題は海外ヘッジファンドのように
短期トレードが中心の投資家にとってはお祭りなのだ。そこを前提にどれ程の値段でお祭り用の日本株を
買い戻してくれるかが、株式を下げないコツなのだ。もしも消費税とTPPにより最安値を6月より低く見られてる
ような考えが有力である場合は、連日の下降は少し重要視しなくてはいけない。
もしも逆に国内投資家がお祭り用の株を早めに買うようならば、ヘッジからは高値で売れて嬉しいだけの事です。

兎にも角にも海外ヘッジファンドは想定される株高がある以上は安い値で株を買うのである。
そして高い値で売るのである。国内資産としての保有株の価値などは関係無いのです。海外に
株を買われる事それが8月の目標なんだな。後々オリンピックで売られるかもしれないけどね。

とまあ今回も自分勝手な経済論を書いてみました。



コメント
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