佐賀空港にオスプレイ配備。

一時期は尖閣諸島を巡る中国との領有権争いで南海の孤島を守るには垂直離着陸のオスプレイが活躍すると期待され

ていたが、そもそも尖閣諸島にはオスプレイが離着陸が出来る場所が無い事が知れ渡るとオスプレイの有効性については

ネトウヨが流布させたデタラメだったとして右傾化に対する不信感が強まり罵詈雑言が渦巻いた。ネトウヨばかりで

なく似非軍事評論家もその対象となり軍事に対する信頼が一気に地盤沈下を起こした。それでもオスプレイ導入に対しての

批判を回避するためにオスプレイ導入の新しい口実として中国と有事の際に中国本土から要人の救出に役立つと苦し紛れ

に考えた強引なシチュエーションが前提でオスプレイ肯定に働きかけようとしたが、無理が災いして多くの人の理解を

得る事が出来なかった。　そもそもMV22は一回の給油で600kmしか飛行出来ず、公表されている航続距離は何度かの空中

給油を繰り返したうえでの飛行距離となっている。それでもMV22では北京までの飛行距離が稼げないお粗末な公算になる。

未亡人製造機などと世間では悪評がつきまとうオスプレイに対して不穏な噂に惑わされず本当の認識ではそれらが誤解で

あると先入観を捨てて新しい認識にしたかった為とは言え、下手な工作を打つ位ならばしない方が良かったかもしれない。

悪評に拍車をかける結果になった。



2018年８月24日、紆余曲折を経て陸上自衛隊に導入予定のオスプレイの佐賀空港配備が決まった。

20年間の空港着陸料100億円。オスプレイの機体代でだいぶボラれた割には空港には少ししか払わないのだな。

ベテラン保守の論客西部邁が自殺。

今では珍しくも無くなったネット内のIT工作ですが、あらゆる組織や団体がこの方法でインターネットによる

情報操作に手を染め有利な情報戦略を進めてきた。現在の2018年の今でも変わらず頻繁にそうした内容のサイトを

目にする、そしてその多くが名の知れぬ一般人のアカウントを装ったステレス・マーケティング通称ステマ及びサクラ

によるものがほとんどとなり、これまで主流だった右翼論客及び著名人によるIT工作は完全に影を潜めている。


少し前のIT工作は著名な人物がネット媒体を通じて自らの主義主張を提唱し多くの人に伝え影響を与える為に信頼

性と論述によるイニシアティブが必要だった。昔からの見慣れた論客に加え最近出て来たネトウヨ芸人達はテレビ

出演するまでに知名度を上げたのだが、今ではこうしたネトウヨ著名人の発言はむしろ逆効果になることが多く、

何か言えば是が非もなく毛嫌いされるようになった。それほどまでに嫌悪感を持たれる存在に成り下がっているのが

今の右翼思想でもある。その為にネトウヨを始め右翼の持論は崩壊し体を為さず敵対する左翼などの誹謗中傷が主な

活動になってしまった。その煽りを大きく受けたのが長年保守派の論客を続けてきた昔ながらの西部邁などのベテラ

ン論客だった訳で西部は2018年に多摩川で入水自殺をした理由は何となくわかる。本来あるべき保守派の主張はネト

ウヨやエセ保守に活躍の場を奪われ行き場を失った保守本道が選んだ道は自殺だった。西部の自殺について語るべき

ことは少ない。敢えてそうすべき。保守右派にとっては、まっ黒黒の黒歴史となりそうなだけに引き換えしが利かない

部分が多すぎる。




猫も杓子も右傾化でテレビの仕事も貰えるとなるとおかしなやつが1人や二人出て来るのは当然の世の中でイクメン

おバカタレントのTが羞恥心も無くネトウヨ芸人として出て来たかと思えば、右も左も関係なく議論の場をブチ壊す

低レベルな発言連発であっと言う間にTV界のネトウヨ芸人ブームに終焉をもたらした。おバカウィルス炸裂で幸いにも

テレビに出演する機会を得ていた他のネトウヨ芸人を一掃してしまう破壊力ですから営業妨害で訴えられるレベルです。

それを考えると未だにネット社会は公然性を揃えないものだと思う。


右と左の論争など必要なかった現実的に直面する問題の是非なども無関係だった。そんな詭弁だらけの論争には

誰も期待していなかった。安保法制でほとんどのネトウヨや保守派が潰されたのは左翼の「アベ政治を許さない」の

スローガンが強過ぎた訳では無く、そもそも保守派や右翼は米国と安保法制を妥結するには反対の立場である根本的な

思想内容さえも把握しておらず、安保法制賛成で自らの意見とは真逆の主張を繰り返して気が付いた頃には最悪の結果

をもたらした。

IT工作は名も無きユーザーやオーディエンスつまりは情報の受け手側に成りすまし都合の良い意見には賛同して

世論形成を誘導し、都合の悪い意見に対して否定的になることでSNS上の風潮を作ることに依存するようになった。

何時しかネトウヨは実体を持てなくなり不自然に作られた客観性と偽物の評判を広めているだけになってしまた。

ネトウヨ活動が完全に下火になってきた証拠でもある。信頼を失ったIT工作員達に2012年年末の自民党政権奪回した

総選挙のように大手を振って自民党寄りの右翼な意見を述べる事は不可能になりネトウヨや自民党ネットサポに対する

風当たりが強過ぎて表立つ活動が出来ずステマばかりで重要な世論にさえ入り込めない悲惨な状態になってしまった。

ネトウヨばかりでなく関係性の無い西部などの伝統的な国内保守派の論客にも強い批判は向けられた。


麻生政権時代のIT工作は主に2ch大型BBSへの書き込み及び自民党に不利になる書き込みを削除あぼ～んする風評被害

対策による情報操作がメインでしたが、その後は認証アカウントがある個人のブログや識者や評論家作家を名乗った

個人特定される人物により歪曲された情報を提供する形に変化して残念な実益を得てきた。この頃までは一応は似非で

あっても理論性が求められた。しかしそれさえも破たんすると詭弁に陥り坂を転げ落ちるようにネトウヨやIT工作員は

崩壊し修復が不可能になり右も左も無く議論の場からも逃げるようになった。そしてあの時のネトウヨは今ではこれまで

の活動と矛盾するように「反安倍」以外の主張を持てない単細胞で危険な存在になった。ここでも西部は現在の右派思想に

関与していない。これほどまでに末期症状が出ているにも拘らず参加しないで2018年１月に西部は多摩川に入水して自殺

した。　自己完結で自らの保守派思想にピリオドを打った。これまでの経緯を踏まえず、死亡前の数年間は保守右翼とも

ならず、放置を決め世を捨て隠居に近い形を選んだ思想家の最後の時は内容を聞くだけでも非常に歪なモノだった。決して

褒められる最後ではないはずが、それを褒めるバカもいる。