まぁ何かをフォローするならば、“桜を見る会”とその前夜祭で批判されている安倍総理は
批判を受け付けない菅義偉官房長官よりはマシかな。 本来ならば“桜を見る会”は主催に
安倍総理の名があっても公的行事なので疑惑の内容からは先ず内閣官房長官がマスコミに対
応する必要があるのだが、安倍総理に直接マイクが向けられてしまっては菅義偉が官房長官
の役割を果たしているとは言い難い。ましてや招待者名簿を破棄までしているのは内閣の異
常な対応と言わざる負えない。 何故こうなったかは今更説明する必要もないだろう。
2019年11月19日に在職期間が第一次安倍内閣と合わせて2886日となりこれまで歴代最長だっ
た明治時代の桂太郎に並んだ安倍晋三総理でありますが、国会では“桜を見る会”とその前
夜祭についての厳しい追及が続いていてあまり喜ばしい雰囲気ではありません。しかしこの
ブログを書いている時点で安倍総理が19日の日付を超え歴代最長単独1位になる事は間違いな
いと思われます。
総理大臣になりますと公的行事の一つで毎年“桜を見る会”が新宿御苑で主催できる。
吉田茂内閣から始まり60年以上続く公的行事ですが安倍政権になってからは参加者が増加す
る傾向にあり、1万人規模で行われる桜を見る会がいつの間にか1万八千人規模に膨れ上がっ
ていて予算も3倍になっていた。この会は税金によって参加費や入園料が賄われる為にその
費用や招待客の選定基準について国会でも問題視されるようになっている。
単純にこれだけの事なのだが中身は深刻だ。この“桜を見る会”には前夜祭があり、見る会
の参加者が宿泊するホテルニューオータニで開かれていた。“桜を見る会”自体は税金が使
われ参加者は無料ですが、前夜祭に参加するには料金が必要となってくる。説明では1人5千
円と示されているがホテルで開かれる会食内容からは5000円では難しいと疑惑を持たれた。
この前夜祭には800人程度が参加していて、前夜祭の参加費について安倍総理は「費用は参加
者の自己負担で払ってもらっている。」と論点のずれた答えでホテル側から格安で場所を提供
をされている事実は無いと説明したが、知りたいのは参加費用で一体参加者が幾ら払って前夜
祭に参加しているのかの核心は明らかにしなかった。更には参加費用の領収にはニューオータ
ニの名が記載されており、まるで前夜祭の主催と会計がホテル側のように仕上がっている。こ
ちらの領収書の方も安倍側が政治資金への記載を回避する為の偽装だと思われる。
ホテル側からの意見としては1人5000円の予算で会食パーティーは設定できないと回答。また
提供されたお寿司は“九兵衛”からとされていたが、“九兵衛”側は出していないと答えた。
参加費は具体的に明かさず、内容もこのようでは政治資金稼ぎのパーティーだと思われても仕方
がない。安倍総理は“桜を見る会”に便乗して私的なパーティーを開いていたことになる。
野党の方も1万人規模ならば多目に見ていてくれたかもしれないが、18000人以上の規模になると
やはり前夜祭だけではなく、この問題も指摘しなくてはならない。参加者の選定に関しては内閣
官房が行うので菅義偉も他人事では無いはずだがこのような状況になってしまっては安倍政権ど
ころか60年以上続いた公的行事“桜を見る会”そのものの存続さえも危うくなってしまう。
招待者名簿を破棄したとかどういうつもりだ。内閣官房長官の菅義偉のやり方は政治とも呼べない。
安倍政権が最長だが最悪の政権であるかどうかは解らなくても、官房長官の菅義偉は最悪だと思う。