山陰の旅の(その2)です。今回は、出雲大社と由志園をご紹介します。出雲大社は、大国主大神をご祭神としており、特に縁結びの神様としてよく知られ、また、日本神話「因幡の白兎」で、白兎を助けた神様としても有名です。由志園は、宍道湖の東の中海の大根島にある池泉回遊式日本庭園で、牡丹や雲州人参の里としても知られています。
〔出雲大社〕
出雲の国は、神の国・神話の国として知られていますが、神々をおまつりする古い神社が、今日もいたるところに鎮座しているからといわれています。その中心が出雲大社です。境内にはいくつもの社があり、神々をお祀りしていますが、その中心は大国主大神をお祀りする本殿であり、現在の本殿は延亨元年(1744年)に造営されており、昭和27年に国宝に指定されました。高さは24m、大社造りと呼ばれる日本最古の神社建築様式を今に伝えています。古代には3本の大木を鉄輪で束ねて1本の柱とし、高さが48mの本殿があったと伝えられています。平成12年に境内より、古代本殿の御柱が、3本束ねの姿で発掘され、高さ48mと伝えられる本殿の御柱が今の世に顕現しました。
銅鳥居
拝殿
八足門
本殿
神楽殿
神楽殿の大しめ縄
千家国造館
さざれ石
太陽と大国主大神
白兎と大国主大神
松の参道
[由志園] 所在地 島根県松江市八束町波入1260-2
宍道湖の東にある中海に浮かぶ大根島(橋で陸続き)に由志園があります。出雲地方の風景と伝説を映した池泉回遊式日本庭園「出雲の国の箱庭」です。県の花に指定されている牡丹は約300年の歴史があり、フランスやオランダなど世界各国へ輸出されています。庭園では寒牡丹が咲いていましたが、牡丹の館では一年中、普通の牡丹が咲いているのが見られます。松江藩の財政再建のため始められた高麗人参の栽培は、200年の歴史があり、世界の一級品として高く評価されています。
庭園風景(以下同じ)
寒牡丹(以下同じ)
牡丹の館の一般の牡丹(以下同じ)
バスの車窓から見た大山