この度の東北・関東大震災で亡くなられた方々には謹んで哀悼の意を表し、また被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。災害から１週間余り、まだまだ大勢の行方不明の方々がおられます。そして電気、水道、ガスなどのインフラが復旧せぬ中、衣食住において不便な生活を強いられている数十万の方々がおられます。さらには福島第一原子力発電所の津波による破損に絡む放射能の拡散の畏れなど不安がいっぱいです。自衛隊、警察、消防あるいは外国からの救援隊などが懸命な救援活動を行っていますが、被害が甚大なのとその範囲が広く救援の手がまだまだ十分とはいえない現状が続いています。一刻も早く救援活動が軌道に乗り、特に災害弱者といわれるお年寄りや子供たちが安心して生活できる環境が整うことを願うばかりです。あまりにも悲惨で不安な光景を毎日のようにテレビ、新聞等で見聞きし、心が痛み気持ちが滅入るばかりですが、この国難を日本人の勇気と知恵と努力で克服していかなければなりません。明けない夜はない、春のこない冬はない、明日への希望を持ってがんばっていきたいものです。必ずや明るい明日がくるものと確信しております。
