二日目は主に三ヶ日周辺を回りました。まず井伊家の菩提寺である龍潭寺(りょうたんじ)へ。この寺は禅宗(臨済宗妙心寺派)の寺で、鶯張りの廊下を踏み(歩くとキュキュと音がします)、左甚五郎作の龍の彫刻を見て本堂裏の庭園に出ます。この庭園は小堀遠州作で、東峰・中峰・西峰の三つの築山を設け、東西に心字池が流れ数多くの石組みによる枯滝が配置されています。サツキの5月、ドウダンの秋等四季折々にその風情を楽しむことができるそうです。
次に訪ねたのは竜ヶ岩洞(りゅうがしどう)という鍾乳洞です。東海地方最大級の規模をもつこの鍾乳洞は、2億5千万年前の地層と言われる秩父古生層の石灰岩地帯にあり、総延長は約1000m(一般公開は400m)で、1981年より発掘が開始され1983年に一般公開されました。洞内は平均18℃ということで各所に様々な鍾乳石があり大量の水が流れ落ちる大滝もありました。
次はこれも禅宗の寺で大本山方広寺奥山半僧坊を訪ねました。厄除け、商売繁盛、諸願成就の祈祷所として多くの参詣者が訪れます。また学生や一般人の研修用として信仰、人作りの道場としても利用されています。老松、古杉の生える渓流沿いには五百羅漢の立像、坐像が渓流を俯瞰しあるいは空を見上げユーモラスな顔をそろえていました。
帰宅する場合、本来は三ヶ日インターから東名高速に乗るのが一番早いのですが、浜名湖サービスエリアに寄る用事(みかんを買うため)があるので浜松西インターから乗ることにし、途中で昼食を摂りインター近くの自衛隊浜松航空基地に併設されているエアパークに寄りました。戦闘機、輸送機、ヘリコプターなどが展示されているのを見学しました。基地を発着する自衛隊の戦闘機などを撮影するカメラマンが何人も見られました。
帰りは高速を順調に走行でき自宅へ午後4時半頃に到着できました。天候にも恵まれ少し疲れましたが楽しい小旅行でした。その2了。
「龍潭寺」
鶯張りの廊下
左甚五郎作の龍の彫り物
小堀遠州作の庭園
同上
同上
同上
同上
「竜ヶ岩洞」(鍾乳洞)
全景
鍾乳石
同上
同上
同上
「大本山方広寺奥山半僧坊」
山門
紅葉
鐘楼
「エアパーク」