まだ昼間は暑さが残っていますが、朝晩はずいぶん涼しくなってきました。草むらで鳴く虫の声にも深まりつつある秋を感じる今日この頃です。いつまでも暑さが続くものではなく季節の移ろいは確実に進行しています。暑さ寒さも彼岸までとは誠に先人は本当によく言ったものです。
昨日(9月19日)は中秋の名月でした。台風18号が去ってから連日好天気が続いておりますが、昨晩もやや黄色がかった満月が美しい姿を見せてくれました。話によると中秋の名月とはいっても必ず満月とはならないそうで、今度、中秋の名月と満月が一緒になるのは8年後のことだそうです。
お使いものの菓子を買いに和菓子屋さんへ寄ったら月見団子を売っていてそれを買うとススキの穂を2本いただけるサービスを行っていました。月見団子やススキを飾って名月を愛でる風習が今でも残っているのがまた一段と日本の秋を感じさせます。
散歩の道すがらにも、彼岸花が咲き、柿の実が赤く色づいています。楽しみにしているキンモクセイの甘い香りが漂い始めるのももう間もなくではないでしょうか。
彼岸花
色づいた柿の実
椿の実
アベリア(よい香りがします)
一人ばえのアサガオ(色が素敵です)
色づき始めた稲穂
中秋の名月
名月を とってくれろと 泣く子かな 小林一茶
名月や 池をめぐりて 夜もすがら 松尾芭蕉