名古屋城本丸御殿の復元工事が着々と進んでいます。一部復元された建物が一般公開されています。玄関や表書院などです。玄関は一の間、二の間の2部屋あり、四周の壁や襖には虎や豹が描かれています。表書院は正規の謁見に用いられた建物で、上段の間、一の間、二の間、三の間、納戸の間の5部屋からなっており、障壁画は、松、桜、雉子などの華やかな花鳥画です。特に藩主が座る上段の間は、床を一段高くし、天井も高く折り上げ小組格天井で、部屋の奥には床や違棚、付書院、帳台構という座敷飾があります。使われている木材は木曽などで育った桧でその木目の細かさや木肌の美しさに見とれます。まだ工事は2017年末頃まで続きますが、すべてが完成したらさぞかし見事であろうと想像されます。
玄関
虎や豹の障壁画
飾りの釘隠
二重垂木の庇
廊下の竿縁天井
表書院上段の間
同上の襖絵(梅や雉子)
同上(欄間の格子)
同上(襖絵)
同上(折り上げ小組格天井)
同上
折り上げ小組格天井
天守閣
名古屋能楽堂の舞台(すくそばですので寄ってみました)
同上