【はじめに】
「アメリカは今世紀、大きく変化して混迷するのでは?」と私は恐れています! その原因は色々有ると思いますが、最大の原因は「白人の割合が次第に低下して→→ヒスパニック系の国民が増加する」と予想されるからです。
現在のアメリカの国政選挙では『宗教票の取り込み』が重要になっています。 アメリカは、プロテスタント教徒が多かったですが、ヒスパニックはカトリック教徒が多いいので→→ヒスパニック系の増加で→→カトリック教徒が増える事になります。
かってアメリカは『世界の警察』の役割を果たして来ましたが、トランプ大統領が誕生して→→『アメリカ・ファースト』を支持する国民が沢山いる事を世界に知らしめました。 今後、白人の割合が低下して→→ヒスパニック系国民が増加するのは避けられません。 そうなったら、益々『アメリカ・ファースト』が叫ばれる様になると予想します→→駐留米軍は縮小されるでしょう!→→日本の安全保障政策を、今から見直す必要が有ると考えています。
【アメリカの人種割合の急変】
2012年にアメリカ合衆国国土安全保障省が発表した人種割合の予想データーを、私がパーセンテージに直したものを下に書きました。 元のデーターは、『ウイキペディア・アメリカ合衆国の人種構成と使用言語』で見れます。
アメリカは白人社会でしたが、白人の割合は急激に低下しています。 20世紀末に、白人の割合は『70%』ほどでしたが、現在は『60%』ほどになっています。 移民政策を変えない限り、20年後には白人の割合は『50%』以下になり、その後も低下は続きます。 (私の予想では、今世紀の末に白人は少数民族になります。)
ヒスパニック系とアジア系の人口が増加しているのは、出産では無くて、移民の為です。
(余談 :オバマ大統領) 2009年に黒人のオバマ氏が大統領になりました。この頃の黒人の割合は『12%』でした。 現在、ヒスパニックは『20%』を超えたと思われるので、近い将来、ヒスパニック系の大統領が誕生すると予想しています。
・・・ 人種割合の変化予想 ・・・
★ 00年 :白≒69.2%、 ヒ≒12.5%、 黒≒12.0%、 ア≒3.6%、 他≒2.7%
★ 10年 :白≒63.8%、 ヒ≒16.4%、 黒≒12.2%、 ア≒4.7%、 他≒3.0%
★ 20年 :白≒59.7%、 ヒ≒19.1%、 黒≒12.5%、 ア≒5.5%、 他≒3.2%
★ 30年 :白≒55.5%、 ヒ≒22.0% 、 黒≒12.7%、 ア≒6.1%、 他≒3.8%
★ 40年 :白≒51.0%、 ヒ≒25.0%、 黒≒12.8%、 ア≒6.8%、 他≒4.1%
★ 50年 :白≒46.6%、 ヒ≒27.9%、 黒≒13.0%、 ア≒7.4%、 他≒5.0%
★ 60年 :白≒42.6%、 ヒ≒30.6%、 黒≒13.2%、 ア≒7.9%、 他≒5.7%
凡例 :『白』は白人、『ヒ』はヒスパニック、『黒』は黒人、『ア』はアジア系
『他』は先住民、混血等の合計です。他が増加するのは混血が進むためです。
出典 :2012年にアメリカ合衆国国土安全保障省が発表した『人種割合の予想データー』を、私が『%』に換算しました。
【ヒスパニック系の流入】
アメリカでヒスパニック系人口割合が高くなってきているのは、北米のヒスパニック系国からの移民が増加しているためです。 ヒスパニック系の各国では、21世紀になっても凄まじい勢いで人口が増加しており→→仕事を求めて→→アメリカを目指して行動しています。
グアテマラ、ホンジュラス及びエルサルバドルから移民希望者がメキシコとアメリカ国境周辺に大挙して集まり、メキシコ人も加わって合法的と非合法で国境を越えています。近年は中国人も多くなっている様です。
アメリカとメキシコの国境の長さは『3,141km』も有ります。(韓国と北朝鮮の国境の長さは『250km』です。 新千歳空港から那覇空港までの距離は『2,244km』だそうです。)
「国境線があまりにも長いので、メキシコからアメリカへの不法入国を完全に阻止する事は不可能だ!」と私は思います。 近年、不法入国してアメリカで働いている人は1,000万人~1,100万人いると言われています。 不法入国者と承知の上で、安い賃金で働かせているアメリカ人が存在している事が問題だと思います。仕事が無かったら、不法入国しようとする人間は殆どいないと思われます。需要が有れば、供給されます。(麻薬と同じです。)
ヒスパニックとは、スペイン人と、かってスペインの植民地だった国の人達のことです。ヨーロッパ連合(EU)の人口は2019年頃から減少に転じましたが、スペインはまだ増加しています。
・・・ ヒスパニック系国の人口推移 ・・・
★ 80年 :メ≒67.6百万人、 グ≒7.2百万人、 ホ≒3.7百万人、エ≒4.9百万人、キ≒9.8百万人
★ 90年 :メ≒84.2百万人、 グ≒9.3百万人、 ホ≒5.0百万人、エ≒5.4百万人、キ≒10.6百万人
★ 00年 :メ≒98.8百万人 、グ≒11.7百万人、ホ≒6.6百万人、エ≒5.9百万人、キ≒11.1百万人
★ 10年 :メ≒113.8百万人、グ≒14.6百万人、ホ≒8.3百万人、エ≒6.1百万人、キ≒11.3百万人
★ 20年 :メ≒127.8百万人、グ≒18.0百万人、ホ≒9.9百万人、エ≒6.5百万人、キ≒11.3百万人
凡例 :『メ』はメキシコ、『グ』はグアテマラ、『ホ』はホンジュラス、『エ』はエルサルバドル、『キ』はキューバです。
出典 :『世界経済のネタ帳』など
・・・ ご参考:スペインの人口推移 ・・・ 出典:GeaphToChart
ヨーロッパ諸国では少子化が問題になっていますが、スペインの人口は、80年≒3,749万人、90年≒3,887万人、00年≒4,057万人、10年≒4,658万人、20年≒4,737万人・・・増加しています。
【トランプの壁の経緯】
トランプ大統領 :任期=2017年1月~21年1月
トランプ氏が大統領選挙の公約の一つとして、2016年に、メキシコとの国境に壁(トランプの壁)を建設すると言い出しました。 そして、「壁はアメリカが建設するが、費用はメキシコに負担させる」と訳の分からない事を言い出しました。 勿論、メキシコは拒絶しました。
2018年に『トランプの壁』建設費として、10年間で『180億ドル』の予算を議会に提出しましたが、否決されました。
議会が予算を認めなかったので、トランプ大統領は軍事予算『36億ドル』を転用できる『国家非常事態宣言』に署名し、2019年から『トランプの壁』を作り始めましたが、殆ど工事は進まなかった様です。
19年の年末から新型コロナが流行し始め、トランプ大統領は感染防止対策として、20年3月に、不法移民を見付けたら→→即刻、強制送還させる『タイトル42』を発動させました。 『タイトル42』は不法入国者対策としての効果は高かった様に思います。
20年に行われた大統領選挙で、トランプ氏が落選し、バイデン氏が大統領になり→→『トランプの壁』の建設は中断させました。 今年(23年)10月になって、バイデン大統領が、トランプ大統領が残した『36億ドル』の残金で『トランプの壁』を『32km』建設すると発表しました。
(御参考 :アメリカとメキシコの国境) アメリカとメキシコの国境の複雑な問題と、アメリカの過去の取り組みについては、ウイキペディア『アメリカ=メキシコ国境』を参照願います。 メキシコは不法移民問題だけで無く、麻薬でもアメリカに多大な迷惑を掛けていますが、皆さん御存知の様に「メキシコは、マフィアが横行する、トンデモ無く腐敗した国」ですから、アメリカとしてはメキシコの協力を仰ぐ事は出来ないのです。自分の身は自分で守る必要が有るのです!
(ご参考 :不法入国者の帰化) 不法入国者が永住権(グリンカード)を取得したり、帰化する事は非常に難しい様です。然し、厳しい条件に合致すれば、グリンカードが取得出来ます。グリンカードを持っていたら→→米軍に入って3年間軍務に従事したら→→帰化申請が出来る様です。 アメリカで生まれた子供は米国籍がもらえます。
【国境の壁は有効か?】
不法入国を希望している貧しい!貧しい!人達は、メキシコとの国境を越えて、陸路から入国する事を試みている様です。 然し、少し金が有る人達は→→観光ビザで飛行機を利用して入国し→→不法に就業している様です。(その数は結構多いい様です。) 『トランプの壁』は、空から侵入する輩には効果が有りません。
前述の『タイトル42』は、23年5月に失効しました。バイデン大統領は『タイトル8』によって、不法移民の増加を抑制しようとしています。『タイトル42』は「見つけ次第、即刻送還」でしたが、『タイトル8』は「見つけ次第、数日以内に送還」と、少し緩和されている様です。それでも、『トランプの壁』よりは効果は有る様です。
【人種と宗教と支持政党】
現在、アメリカの選挙では宗教の影響が大きいと言われています。 白人とプロテスタントが国政を支配してきました。 ケネディー大統領(第35代;任期≒1961年~63年)が最初のカトリック教徒の大統領です。 二番目が現在のバイデン大統領(第46代)です。 無宗教の人は増えて来ていますが、無宗教者の大統領は、まだ誕生していません。
但し、合衆国憲法では『政教分離』が規定されているので、公民権運動が始まった1960代までは宗教団体が、組織的に『票』を集める事は無かった様です。カーター大統領(第39代;任期≒1977年~81年)の頃から「『宗教票』を如何に取り込むか?」が重要になって来たのです。
ユダヤ人とは、ユダヤ教の信徒を意味する様です。黒人でもユダヤ教に(正式に)入信したら、ユダヤ人に数えられるのだと思います。
アメリカでは、ユダヤ人の割合は『1%』しか有りませんが→→富豪/裕福な方が多く→→政治家に多額の献金をして→→ロビー活動を活発に行うので→→民主党も共和党も、ユダヤ人の要望をある程度聞かざるを得ないのです! その典型がイスラエル支援です。 今回のハマスとイスラエルの紛争では、イスラエルを支援していますが、イスラエルがやり過ぎて、国内/国際世論が『反イスラエル』に傾いたら→→アメリカはイスラエルに「もういい加減に矛を収めろ!」と言うと予想しています。
(ご参考 :ヒスパニック系国のカトリック教徒の割合) 宗主国(そうしゅこく)だったスペインのカトリック教徒は『94%』です。メキシコ≒82.7%、グアテマラ≒66%、ホンジュラス≒94%、エルサドバトル≒57%、キューバ≒40%
・・・ アメリカの宗教 ・・・ 出典:ウイキペディア『アメリカ合衆国の宗教』
★ プロテスタント≒42% ・・・福音派はプロテスタントに含まれます。
★ カトリック≒21%
★ 無宗教≒18%
★ 不可知論≒6%
★ 無神論≒5%
★ モルモン教≒2%
★ ユダヤ教≒1%
★ イスラム教≒1%
★ ヒンズー教≒1%
★ 仏教≒1%
★ 未確認≒1%
★ 正教会≒0.5%
★ その他≒0.5%
「アメリカは今世紀、大きく変化して混迷するのでは?」と私は恐れています! その原因は色々有ると思いますが、最大の原因は「白人の割合が次第に低下して→→ヒスパニック系の国民が増加する」と予想されるからです。
現在のアメリカの国政選挙では『宗教票の取り込み』が重要になっています。 アメリカは、プロテスタント教徒が多かったですが、ヒスパニックはカトリック教徒が多いいので→→ヒスパニック系の増加で→→カトリック教徒が増える事になります。
かってアメリカは『世界の警察』の役割を果たして来ましたが、トランプ大統領が誕生して→→『アメリカ・ファースト』を支持する国民が沢山いる事を世界に知らしめました。 今後、白人の割合が低下して→→ヒスパニック系国民が増加するのは避けられません。 そうなったら、益々『アメリカ・ファースト』が叫ばれる様になると予想します→→駐留米軍は縮小されるでしょう!→→日本の安全保障政策を、今から見直す必要が有ると考えています。
【アメリカの人種割合の急変】
2012年にアメリカ合衆国国土安全保障省が発表した人種割合の予想データーを、私がパーセンテージに直したものを下に書きました。 元のデーターは、『ウイキペディア・アメリカ合衆国の人種構成と使用言語』で見れます。
アメリカは白人社会でしたが、白人の割合は急激に低下しています。 20世紀末に、白人の割合は『70%』ほどでしたが、現在は『60%』ほどになっています。 移民政策を変えない限り、20年後には白人の割合は『50%』以下になり、その後も低下は続きます。 (私の予想では、今世紀の末に白人は少数民族になります。)
ヒスパニック系とアジア系の人口が増加しているのは、出産では無くて、移民の為です。
(余談 :オバマ大統領) 2009年に黒人のオバマ氏が大統領になりました。この頃の黒人の割合は『12%』でした。 現在、ヒスパニックは『20%』を超えたと思われるので、近い将来、ヒスパニック系の大統領が誕生すると予想しています。
・・・ 人種割合の変化予想 ・・・
★ 00年 :白≒69.2%、 ヒ≒12.5%、 黒≒12.0%、 ア≒3.6%、 他≒2.7%
★ 10年 :白≒63.8%、 ヒ≒16.4%、 黒≒12.2%、 ア≒4.7%、 他≒3.0%
★ 20年 :白≒59.7%、 ヒ≒19.1%、 黒≒12.5%、 ア≒5.5%、 他≒3.2%
★ 30年 :白≒55.5%、 ヒ≒22.0% 、 黒≒12.7%、 ア≒6.1%、 他≒3.8%
★ 40年 :白≒51.0%、 ヒ≒25.0%、 黒≒12.8%、 ア≒6.8%、 他≒4.1%
★ 50年 :白≒46.6%、 ヒ≒27.9%、 黒≒13.0%、 ア≒7.4%、 他≒5.0%
★ 60年 :白≒42.6%、 ヒ≒30.6%、 黒≒13.2%、 ア≒7.9%、 他≒5.7%
凡例 :『白』は白人、『ヒ』はヒスパニック、『黒』は黒人、『ア』はアジア系
『他』は先住民、混血等の合計です。他が増加するのは混血が進むためです。
出典 :2012年にアメリカ合衆国国土安全保障省が発表した『人種割合の予想データー』を、私が『%』に換算しました。
【ヒスパニック系の流入】
アメリカでヒスパニック系人口割合が高くなってきているのは、北米のヒスパニック系国からの移民が増加しているためです。 ヒスパニック系の各国では、21世紀になっても凄まじい勢いで人口が増加しており→→仕事を求めて→→アメリカを目指して行動しています。
グアテマラ、ホンジュラス及びエルサルバドルから移民希望者がメキシコとアメリカ国境周辺に大挙して集まり、メキシコ人も加わって合法的と非合法で国境を越えています。近年は中国人も多くなっている様です。
アメリカとメキシコの国境の長さは『3,141km』も有ります。(韓国と北朝鮮の国境の長さは『250km』です。 新千歳空港から那覇空港までの距離は『2,244km』だそうです。)
「国境線があまりにも長いので、メキシコからアメリカへの不法入国を完全に阻止する事は不可能だ!」と私は思います。 近年、不法入国してアメリカで働いている人は1,000万人~1,100万人いると言われています。 不法入国者と承知の上で、安い賃金で働かせているアメリカ人が存在している事が問題だと思います。仕事が無かったら、不法入国しようとする人間は殆どいないと思われます。需要が有れば、供給されます。(麻薬と同じです。)
ヒスパニックとは、スペイン人と、かってスペインの植民地だった国の人達のことです。ヨーロッパ連合(EU)の人口は2019年頃から減少に転じましたが、スペインはまだ増加しています。
・・・ ヒスパニック系国の人口推移 ・・・
★ 80年 :メ≒67.6百万人、 グ≒7.2百万人、 ホ≒3.7百万人、エ≒4.9百万人、キ≒9.8百万人
★ 90年 :メ≒84.2百万人、 グ≒9.3百万人、 ホ≒5.0百万人、エ≒5.4百万人、キ≒10.6百万人
★ 00年 :メ≒98.8百万人 、グ≒11.7百万人、ホ≒6.6百万人、エ≒5.9百万人、キ≒11.1百万人
★ 10年 :メ≒113.8百万人、グ≒14.6百万人、ホ≒8.3百万人、エ≒6.1百万人、キ≒11.3百万人
★ 20年 :メ≒127.8百万人、グ≒18.0百万人、ホ≒9.9百万人、エ≒6.5百万人、キ≒11.3百万人
凡例 :『メ』はメキシコ、『グ』はグアテマラ、『ホ』はホンジュラス、『エ』はエルサルバドル、『キ』はキューバです。
出典 :『世界経済のネタ帳』など
・・・ ご参考:スペインの人口推移 ・・・ 出典:GeaphToChart
ヨーロッパ諸国では少子化が問題になっていますが、スペインの人口は、80年≒3,749万人、90年≒3,887万人、00年≒4,057万人、10年≒4,658万人、20年≒4,737万人・・・増加しています。
【トランプの壁の経緯】
トランプ大統領 :任期=2017年1月~21年1月
トランプ氏が大統領選挙の公約の一つとして、2016年に、メキシコとの国境に壁(トランプの壁)を建設すると言い出しました。 そして、「壁はアメリカが建設するが、費用はメキシコに負担させる」と訳の分からない事を言い出しました。 勿論、メキシコは拒絶しました。
2018年に『トランプの壁』建設費として、10年間で『180億ドル』の予算を議会に提出しましたが、否決されました。
議会が予算を認めなかったので、トランプ大統領は軍事予算『36億ドル』を転用できる『国家非常事態宣言』に署名し、2019年から『トランプの壁』を作り始めましたが、殆ど工事は進まなかった様です。
19年の年末から新型コロナが流行し始め、トランプ大統領は感染防止対策として、20年3月に、不法移民を見付けたら→→即刻、強制送還させる『タイトル42』を発動させました。 『タイトル42』は不法入国者対策としての効果は高かった様に思います。
20年に行われた大統領選挙で、トランプ氏が落選し、バイデン氏が大統領になり→→『トランプの壁』の建設は中断させました。 今年(23年)10月になって、バイデン大統領が、トランプ大統領が残した『36億ドル』の残金で『トランプの壁』を『32km』建設すると発表しました。
(御参考 :アメリカとメキシコの国境) アメリカとメキシコの国境の複雑な問題と、アメリカの過去の取り組みについては、ウイキペディア『アメリカ=メキシコ国境』を参照願います。 メキシコは不法移民問題だけで無く、麻薬でもアメリカに多大な迷惑を掛けていますが、皆さん御存知の様に「メキシコは、マフィアが横行する、トンデモ無く腐敗した国」ですから、アメリカとしてはメキシコの協力を仰ぐ事は出来ないのです。自分の身は自分で守る必要が有るのです!
(ご参考 :不法入国者の帰化) 不法入国者が永住権(グリンカード)を取得したり、帰化する事は非常に難しい様です。然し、厳しい条件に合致すれば、グリンカードが取得出来ます。グリンカードを持っていたら→→米軍に入って3年間軍務に従事したら→→帰化申請が出来る様です。 アメリカで生まれた子供は米国籍がもらえます。
【国境の壁は有効か?】
不法入国を希望している貧しい!貧しい!人達は、メキシコとの国境を越えて、陸路から入国する事を試みている様です。 然し、少し金が有る人達は→→観光ビザで飛行機を利用して入国し→→不法に就業している様です。(その数は結構多いい様です。) 『トランプの壁』は、空から侵入する輩には効果が有りません。
前述の『タイトル42』は、23年5月に失効しました。バイデン大統領は『タイトル8』によって、不法移民の増加を抑制しようとしています。『タイトル42』は「見つけ次第、即刻送還」でしたが、『タイトル8』は「見つけ次第、数日以内に送還」と、少し緩和されている様です。それでも、『トランプの壁』よりは効果は有る様です。
【人種と宗教と支持政党】
現在、アメリカの選挙では宗教の影響が大きいと言われています。 白人とプロテスタントが国政を支配してきました。 ケネディー大統領(第35代;任期≒1961年~63年)が最初のカトリック教徒の大統領です。 二番目が現在のバイデン大統領(第46代)です。 無宗教の人は増えて来ていますが、無宗教者の大統領は、まだ誕生していません。
但し、合衆国憲法では『政教分離』が規定されているので、公民権運動が始まった1960代までは宗教団体が、組織的に『票』を集める事は無かった様です。カーター大統領(第39代;任期≒1977年~81年)の頃から「『宗教票』を如何に取り込むか?」が重要になって来たのです。
ユダヤ人とは、ユダヤ教の信徒を意味する様です。黒人でもユダヤ教に(正式に)入信したら、ユダヤ人に数えられるのだと思います。
アメリカでは、ユダヤ人の割合は『1%』しか有りませんが→→富豪/裕福な方が多く→→政治家に多額の献金をして→→ロビー活動を活発に行うので→→民主党も共和党も、ユダヤ人の要望をある程度聞かざるを得ないのです! その典型がイスラエル支援です。 今回のハマスとイスラエルの紛争では、イスラエルを支援していますが、イスラエルがやり過ぎて、国内/国際世論が『反イスラエル』に傾いたら→→アメリカはイスラエルに「もういい加減に矛を収めろ!」と言うと予想しています。
(ご参考 :ヒスパニック系国のカトリック教徒の割合) 宗主国(そうしゅこく)だったスペインのカトリック教徒は『94%』です。メキシコ≒82.7%、グアテマラ≒66%、ホンジュラス≒94%、エルサドバトル≒57%、キューバ≒40%
・・・ アメリカの宗教 ・・・ 出典:ウイキペディア『アメリカ合衆国の宗教』
★ プロテスタント≒42% ・・・福音派はプロテスタントに含まれます。
★ カトリック≒21%
★ 無宗教≒18%
★ 不可知論≒6%
★ 無神論≒5%
★ モルモン教≒2%
★ ユダヤ教≒1%
★ イスラム教≒1%
★ ヒンズー教≒1%
★ 仏教≒1%
★ 未確認≒1%
★ 正教会≒0.5%
★ その他≒0.5%