振り返りは一旦休止します。
昨日、認知症サポーター養成講座が開かれました。
在宅の認知症の方が増えている中、その方たちを地域社会がどのように受け入れ、ともに暮らしていくのか考えることが求められます。
昨日の講座は、自治会と民生委員の共催という形で開催されました。
この開催方式は重要だと考えます。
地域社会で認知症についてある程度関わりのあるのが民生委員、地域の困りごとを受け止めるのが自治会と民生委員、地域社会での取り組みを進める上で頼りになるのが自治会、そのような役割を持った人たちがともに認知症への理解を深め、地域社会の在り方を考えることが欠かせません。
講座の周知はお知らせのチラシ1枚で十分ではなかったようですが、昨日は役員等を含め30名が参加しました。
認知症は誰でもなる可能性があること、相手の自尊心を傷つけない、余裕を持って対応することなど多くを学ぶことができました。
自分の経験では、周辺症状に基づく問題行動をかかえた方に多く接してきたことから、認知症というと問題行動が出現した時にどのように対応するのかすぐに考えがいってしまいがちです。しかし、多くの方が隠れて過ごしているような状態で、ちょっとした周囲の配慮があればもっとオープンな地域生活ができることを強く感じました。
この講座が地域の中で多く開催され、地域社会の理解が広がるなら、認知症になってもより長く地域生活を送ることができるようになるのではないでしょうか。
そんなことを感じることができた認知症サポーター養成講座でした。