まちとも こころのおもむくままに

==ボランティア時々写真撮影==
日々の暮らしの中で感じたこと、時々撮る写真などを綴っていきます。

地域のとらえ方」

2017-08-30 22:14:39 | 地域福祉
前回の内容に不十分なところがあったので追加します。

地域の把握のし方によって様々な見方ができるので、個別の福祉計画で地域づくりをどのように記述するのか検討の余地があります。

地域とは、範囲と構成員という要素があります。
範囲としては、自治体全体から小学校区、あるいは自治会の組単にまで様々なものが考えられます。
構成員も、そこに住んでいる人だけの場合もあれば、その地域に仕事や勉学等で来ている人を含めたり、事業所等も含めて考えたりすることがあります。

したがって、単に地域づくりというだけでは、どこをどのようにしようとするのかあいまいになります。

自治体全体をこのような地域にしたいということであれば、そのことを明記して記述することが大切です。

他方、小学校区単位くらいで日常の支え合いの取り組みをしている人にとっては、地域づくりとは自分たちが住んでいる日常的な生活範囲において、そこに住んでいる人たちがお互いに安心して暮らせる地域社会を作ることと捉えられます。
そこでは、高齢者も障害者も子どもも関係なく、みんなが支え合って暮らしていくことをめざしています。

そのようは視点から、小地域における地域づくりについては、前回書いたような内容で統一してほしいと考えます。



各福祉計画における地域づくりは統一したものに

2017-08-29 21:15:41 | 地域福祉

静岡市の市花タチアオイ(6月15日撮影)


各自治体では、高齢者や障害者、子育て支援などの分野ごとに行政計画が策定されています。
まちともは、地域で支え合いの取り組みに参加するようになって、いつも思うことがあります。これらの分野別計画で、それぞれの分野で地域づくりがうたわれますが、受け止める地域の側は一つであり、高齢者も障害者も子どもも全部含めた地域づくりを考えられないものかと。

高齢者計画では、高齢者を支える地域づくりがうたわれ、元気な高齢者が病弱な高齢者を支える取り組みが推奨されます。障害者計画では、障害への理解と障害があっても普通に暮らせる地域づくりが推奨されます。

しかし、地域の中では、高齢者を支える分野、障害者支援をする分野等が分かれているのではなく、みんなで隣近所に支援が必要な人がいたら支え合っていこうという取り組みになります。
元気な高齢者が、支援を必要とする高齢者はもちろん、障害があって支援を必要とする人、子育て支援を必要とする人などに手を差し伸べることは普通にあることです。
また、障害があっても、地域の支え合いに参加できる人たちもいるのではないでしょうか。
たとえば、障害者支援の事業所で、地域の高齢者を支援することだってできる可能性はあります。

地域というのは多様な人たちが混在し、多様な支え合いが行われているところです。
それぞれの分野ごとの計画で、地域を特定の分野に限った地域づくりというとらえ方は、いいかげんにやめていただきたいものです。
各自治体に地域福祉計画というものがあります。地域の中で福祉を推進するために、どのような地域づくりをするのか考えたものです。
分野ごとの計画も、地域福祉計画に示された地域づくりをそのまま記載していくことはできないものかと考えます。

市のある会議で、それを訴えたのですが、担当者にはよく分かってもらえなかったようです。
自治体に籍を置いたものとして、分野ごとの施策へのこだわりはよくわかりますが、地域づくりについては、同じ内容で記載できるようにしてもよいのではないかと考えています。

宇宙への関心

2017-08-27 19:50:19 | 天文・気象


夕方、何気なく空を見上げると、月齢5.2の月が西の空に輝いていました。
8月は曇り空の日が多く、晴れれば、ここ4日ほど猛暑日が続くという天気の中で、西の空に月を見たのは久しぶりです。

夜、空を見上げることがありますが、光害であまり星が見えません。
子どもの頃は、空いっぱいに星が瞬き、天の川もはっきり見えたことを鮮明に覚えています。
そんな星空を見て育ったまちともは、天文とか気象に関心を持ち続けてきました。

肉眼でも彗星が見られると言えば、その写真撮影をしたり、毎年のようにペルセウスザ流星群の写真撮影に挑戦したり、そんなことを続けてきました。

NHKBSで毎週木曜日の夜に「コズミックフロント」という番組がありますが、これは欠かさずに見ています。
宇宙に関係した様々なテーマを取り上げています。
先日は、中世イスラムにおける天文学の発展ということをテーマにしていました。
イスラムにおける天文学の発展がコペルニクスの地動説に大きく影響を与えていたのではないか、という考えが紹介されていました。
それぞれ根拠のあることでなるほどと感じました。
宇宙について考えることは、まちともの知的好奇心をどんどん膨らませてくれます。

子どもの頃に見たような満天に瞬く星が見られる所に行ってみたいと思っています。

今年の1月2日に月と金星の大接近という天文事象がありました。
その時にまちともが撮った写真です。
月の左斜め下に見える点が金星です。


自分を知るということ

2017-08-25 20:27:55 | 日記

最近のお気に入り写真(6月27日撮影)


ある地区の民生委員協議会で相談支援の研修会が行われ、社会福祉協議会から依頼されて講師を務めました。
この地区の特別の事情で、会長を含めほとんどの民生委員が新任で、相談に対応する時の姿勢を話してほしいとの要望がありました。

民生委員は福祉の専門職ではありませんが、福祉的課題を抱えた人を発見したら、適切な相談機関につなげる役割が求められています。
このつなぎ方は、民生委員の考え方でけっこう違いがあるようです。
できるだけどのような問題かを把握して、それの解決に適した相談機関につなげていくこともありますが、何でもかんでも地域包括支援センターに持っていく人もいるようです。
これは、地域包括支援センターが「困ったことがあったらいつでも相談してください」と民生委員に日ごろからインフォメーションしているという成果でもありますが・・・
そのため、地域包括支援センターが本来の高齢者支援だけでなく、他の課題にも対応するということになってしまうようです。

新任の民生委員の場合、ほとんどは福祉的課題への対応が初めてという方です。
その人たちが、課題を抱えた人を理解できるようにしていくことは重要なことです。

まちともは、相談の基本姿勢は専門職と変わらないとの判断から、受け止めること、傾聴すること、自分の価値観で相手を判断しないようにすることなどを、ゲームを含めて、できるだけ普通の言葉で伝えるようにしました。

終わってから会長とちょっと話をしました。
「話はわかりやすかったけど、なかなか難しいですね。みなさん自分自身のことがよくわかっていないから、自分の価値観で判断しないと言っても、自分が他者をどのように見ているのか普段考えていないから。相手の話を聞かないでしゃべりすぎてしまう人が、しゃべりすぎていると感じていない。」との感想がありました。

民生委員を頼まれるような人だから、自分自身のことは分かっているはずだ、という思い込みがまちともの中にありました。
まちともの周りにいる民生委員を見ても、確かに自分自身がどのように相手を見ているのか無頓着な人もいるかなと感じました。

時間の関係もあって、自己覚知については何も話をしなかったので、内容に足りないところがあったかなと反省しました。
民生委員であっても、自己覚知が大切なことは言うまでもないので、また機会があったら研修をしてくださいと伝えてきました。


高校卒業から半世紀 あらためて高校時代を振り返る機会がありました

2017-08-22 20:08:40 | 日記

今年撮ったものでお気に入りの1枚
近くの麻機遊水地の風景です。(5月28日撮影)


昨年と今年、約半世紀ぶりに高校時代の仲間と再会する機会がありました。

昨年は、高校3年の時のクラス会。今年は、生徒会活動の中の放送部のメンバーと、そこが居心地良いと集まってきた仲間たちとの再会です。この二つの再会は、ともに約半世紀ぶりの懐かしいものでした。しかし、懐かしい中にも、明らかに違うものを感じました。

クラス会では、国公立大学への進学をめざすクラスだったこともあり、それぞれの成功体験が語られる場になっていました。すでに現役を退いている人もいますが、現役として仕事をこなしている人もいました。多くはそれなり役割を持ち、自分の力が発揮できたと感じているようでした。

もう一つの仲間の集まりでは、参加者が4学年にわたっており、高校を卒業して就職した人たちが多く、成功体験というよりも、こんなことで苦労してきたけど今は落ち着いて生活しているという語りが多かった感じです。居心地の良い仲間だったということもあり、半世紀ぶりとはいえ、何でも話ができる雰囲気がそこにはありました。

この二つに顔を出したのは私しかいません。受験勉強をがんばり、生徒会活動などに熱心に取り組む人があまりいなかったクラスだったので当然ではありますが。クラスメートに比べて受験勉強に熱心でなかった私は、居心地の良い場所で時間を忘れて話し込むこともしばしばありました。今、昔の仲間と再会し、高校時代を振り返り、受験勉強に明け暮れることなく、いろんな仲間と過ごすことができて良かったと思えます。

そんな高校時代に身につけたものが今も大いに役立っています。
それは、新聞を作ることです。高校の時、放送部以外に学校新聞の作成にかかわっていました。そこで新聞作成のイロハを学びました。前回書いた写真もその一つです。
その後、所属する団体等の機関紙や紙ベースの情報発信に大いに役立てることができました。
今は、地区社協の広報紙作りに役立てています。
人生にはいろいろな学びがありますが、若い時の学びが今も自分の社会貢献に役立てることができているのがうれしいですね。