まちとも こころのおもむくままに

==ボランティア時々写真撮影==
日々の暮らしの中で感じたこと、時々撮る写真などを綴っていきます。

久しぶりにパワーポイント

2022-08-05 14:28:59 | 地域福祉
久しぶりにパワーポイントで講演の準備をしています。
社会福祉協議会から、民生委員を対象にした地域福祉の研修の講師を依頼され、その準備に取り組んでいます。
パワーポイントを使ったのは、3年前に小学生に地区社協の話をした時以来です。

今、研修会や講演会ではパワーポイントを使うことが多くあります。
中には文字ばかりのスライドを延々と続けていく講師もいますが、それだったらパワーポイントを使わないで普通に話をすればと思うことも時にあります。
そのようにならないように自分が使う時はふんだんに画像を入れています。



地域福祉の話なら社会福祉協議会の活動そのものですから、社協の職員が話すのが一番良いとは思いますが、現在は小学校区単位ほどの小地域で地域づくりの取り組みが進められていますので、そこでの実践を踏まえた課題を伝えていくことも大切であり講師を引き受けました。
民生委員というと困りごとをかかえた個別の人へ支援するというイメージがあります。
それは大切な役割ですが、それだけでなく、地域社会全体で支え合いをするという視点での取り組みも大事な役割と考えています。
それが地域福祉という活動につながります。
個別の支援だけでは解決できない課題がありますので、それを地域全体の課題としてとらえ、その解決に向けて何があったらよいのか考えていける、そんな話を構想しています。

具体的な問題としてはゴミ出しがあります。
民生委員も時々、今までできていた人が何らかの理由でできなくなり困ったという相談を受けるようです。
身内が対応する、ご近所で対応する、民生委員自らが対応するなど様々なことが考えられます。
短期ならそれで解決できますが、長期にわたるようでしたら、何らかの支援システムが求められるようになります。
それを地域社会の課題として考えていくことが地域福祉です。

具体的な事例をいくつか出しながら、みんなで考えていく研修会になるよう準備を進めています。


   


広報紙が刷り上がる

2022-02-18 19:45:36 | 地域福祉
地区社協の広報紙の編集に関わってきましたが、それができ上がり納品されました。
今回は50号という節目で、25年間の地区社協の取り組みを広報紙から振り返る内容としました。
これがその紙面。



担当者で創刊号から49号まで目を通し、その時々の記事をピックアップして25年の経過がわかる内容をめざしました。
「以前は、こんなことをしていたんだ。今はできないよね。」といった具合に、良くも悪くも地域の支え合いの経過を知ることが、これからの取り組みに生かされることを期待して編集しました。
これから地域のみなさんに配布されるので、どんな反応があるか楽しみにしています。

この紙面の版下を作りましたが、素材が多くちょっと大変でした。
このような紙面作りも趣味の範囲でやっていますので、紙面作りそのものが楽しいです。


8050問題の研修会を企画

2021-11-09 20:01:07 | 地域福祉
8050問題は、80代の親と50代のひきこもりの子どもが同居する家庭が抱える複合的な問題です。
まちともは、この問題への対応を仕事をしていた時から行っており、今も様々な場面で関わっています。
先日、市の民生委員の研修会でこの問題を考えていただきました。
民生委員協議会からの依頼で研修会の企画を行ってきました。

研修会の準備は5月頃から始め、民生委員として理解してほしいことを考えました。
地域で困りごとをかかえた方の相談に応じ、必要な所につなげていく役割を考えると、この問題がどんなものなのか、支援者はどのような所にいるのか知ってもらうことが必要です。
研修の形態を支援機関と当事者によるシンポジウムとしました。

その後、支援機関として地域包括支援センター、ひきこもり地域支援センター、障害者相談支援事業所の3者に依頼し、当事者としてお話ししていただける方をあたることにしました。
各支援機関に参加の打診と具体的な内容の打ち合わせをそれぞれおこなってきました。
1番困ったのは、当事者です。
誰に頼もうかとあれこれ考えましたが適任者がいません。
そうこうしているうちに、自分の足元を見るといるではありませんか。
NPO法人“T”の理事を担っていただいているAさん。
法人の事業所の利用者の母親で、理事会の時などによくお話ししていただいていました。
さっそく依頼すると、快くシンポジストを引き受けていただきました。

そんな準備をしながら当日を迎えました。
100人規模を想定し、それに近い民生委員のみなさんに参加いただきました。
地域包括支援センターからは、高齢者の支援に当たる中で、家族にひきこもりや障害のある方がいて、それぞれの関係機関と連携して支援に当たっていることが話されました。
ひきこもり地域生活支援センターからは、8050問題とはどんな問題なのか、ひきこもりの方への支援の課題などが話されました。
障害者相談支援事業所からは、市内で数百世帯がこの問題を抱えていること、身近で困りごとを聞き見守りしている民生委員への期待などが話されました。

当事者のAさんは、自分の思いを語られました。
80代のAさん、今はひきこもりの息子と障害のある娘との3人暮らし。
夫は数年前までAさんが介護していましたが、今は施設に入所しています。
息子や娘とは適切な距離間を保ちながら上手に対応しているようですが、何といっても自分の話を聞いてもらえる人がいることが心の支えになっているとのお話しでした。

8050問題は、家族丸ごとを支援する仕組みが必要ですが、今はそれぞれの支援機関が分立しているので、それぞれがきちんと連携して支援にあたることが求められます。
今まで家族を支えてきた親が、それができなくなった時、家族が崩壊する前に問題を発見し必要な支援機関につなげることも大切になってきます。
そして何よりも、今がんばっている家族の心の支えとなるような人がいることが欠かせません。

8050問題をかかえた家族に対して何ができるのか、考えていただくのに良い機会になったかなと思っています。


地域の福祉活動の広報が大変

2021-08-29 17:45:12 | 地域福祉
地区社協の広報紙が印刷されてきました。



昨年から新型コロナウイルス感染症により、地域の福祉活動はほとんど行われていないため、活動報告を中心とする広報紙を作るのは大変でした。
活動が行われないと記事が集まりません。

そこで、従来の広報紙作りを見直し、地区社協の活動に限らず、地域の動向を見ながら必要な情報提供をするものに改めました。
集合型の行事やサロン活動などは開催できませんが、ボランティアによる個別の支え合い活動は継続しています。
新型コロナウイルス感染症は、まだまだ波がありながらも簡単に収束しそうにありません。
地域福祉活動も、状況に応じて柔軟に集合型の事業だけでなく個別の支え合い活動などを行うなど対応を考えていくことが大切ですね。

広報活動も、通常の活動が制限される中、活動報告だけでなく、地域の人々のつながりを作る情報媒体としての役割を担うことが大切と考えます。


研修会の準備

2021-03-08 20:53:07 | 地域福祉
昨日今日と雨模様の天気、写真撮影にも出かけられず、家で考えているのは研修会の内容。
社会福祉協議会から依頼されて、民生委員を対象にした研修会を企画しています。

高齢者支援に関わる内容ということで、相談支援の進め方の研修、認知症に関する研修、高齢者とひきこもりあるいは障害者等が同居している世帯の8050問題ということに関する研修を考えています。

認知症については、市から委託された認知症疾患医療センターという役割を担った医療機関があるので、ソーシャルワーカーのつてを頼りに講師を依頼してほぼ決まりです。
医師に病気の面からの解説、看護師に接し方の説明、ソーシャルワーカーに相談支援のサービス内容等の説明をしてもらうことになりました。
講師の都合などで実施日について幾分調整がありましたが、なんとか実施できるようになりました。

8050問題は、高齢者支援、ひきこもり支援、障害者支援等の支援者と8050問題をかかえている当事者の方のシンポジウムを企画中。
これからシンポジストの依頼等を進めていきます。

研修会の企画は、主催者の問題意識、参加者に何を学んでもらうのかを明確にして、それに応える内容をどのように作っていくのかということにかかってきます。
学んでもらう内容が明確になれば、それに応じた講師の確保などが主な作業。
人材についてどれだけ情報を持っているかが勝負になります。
民生委員は、福祉や医療の専門家ではありませんから、深く学ぶというよりも、一般的な知識を身に付けていただくことが大切です。
そんな視点で企画することに留意しました。

参加者から、役に立った、学ぶことができたという感想が聞けるように準備を進めています。
自分の知識が生かせる範囲でやっていますが、企画通りに実施できて、参加者からも評価してもらった時はうれしいですね。次へのモチベーションが上がります。
企画だけで、実務面は社協が行いますから、必要に応じて協力しようと思っています。