- 松永史談会 -

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丸山鶴吉『在鮮4年有余半』(植民地帝国人物叢書25,2010)

2013年12月23日 | 教養(Culture)
丸山の在鮮時代(大正8年8月-13年,1919~1924)に朝鮮警察協会会長として機関誌「警務彙報」に執筆した記事と内地外地に亘る日本各地での講演内容とを収録。朝鮮の警察制度を中心とした朝鮮統治の推移と現状を著したものだ。
本書は国会図書館でデジタル化資料として公開されている。

内務官僚丸山のユニークな人物像が伺える大変興味深い文献史料だ。
ちょっと斜め読みした印象ではかなり回りくどい文章表現だ。
ゆまに書房刊の復刻版、本文活字の明瞭さは惜しい広島県(良好)




丸山鶴吉は朝鮮時代(警務局長)に朝鮮総督斎藤実の薫陶を受け、警務局長退任後は斎藤の同郷の親友後藤新平の世話になった。 


丸山鶴吉 著「在鮮四年有余半」

[目次]
標題
目次
一 朝鮮統治策に關し吉野博士に質す / 1
二 朝鮮統治と現下の趨勢 / 15
三 近代社會事業の趨勢 / 39
四 太平洋會議と朝鮮問題 / 76
五 戰後の二大思潮と公正なる思潮の批判 / 90
六 我輩の覺悟を表明す / 115
七 露國過激派と其陰影 / 125
八 世界思潮と我國の地位 / 144
九 就任の始めに際して / 153
十 警察と社會救濟 / 159
十一 民衆と警察との理解を促す / 200
十二 警察より佛の道へ / 211
十三 民衆處遇は親切叮嚀、强制處置は必要主義を提唱す / 236
十四 國境警備に就て / 245
十五 朝鮮の治安に就て / 255
十六 朝鮮現下の病弊 / 288
十七 時事雜感 / 307
十八 朝鮮の實情を說いて其の理解を促す / 334
十九 朝鮮人に眞の宗敎心を植付けたい / 404







後日ゆっくりと読んでみたい。内務官僚丸山がまったく新しいタイプ(政治的には疑似右翼的だが・・・・)の官僚であったことは章のタイトルを見ただけで判る。次世代(計画経済的な手法を取ろうとした革新官僚)の重政誠之・岸信介とは真逆。

参考文献

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