鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

おっさんの日々の散歩における鳥たちの写真と、好きなパイプタバコの感想
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HU Tobacco - Port Latakia (Original Warehouseblend)

2019年05月14日 | パイプタバコ
2019年 5月

今回は HU Tobacco - Port Latakia (Original Warehouseblend)

HU-Tobacco の自家ブレンドとなります。 コールハス ではなく 自社で作っているようです
もちろん ブレンダーさんは ハンス・ヴィードマンさんとなります(全部そうか・・・)。

この HU-Tobacco ヨーロッパということで、アメリカやイギリス そして デンマーク
などとは つくりと味の毛色が違います・・・。
アメリカやイギリス とくにイギリスなどと比べると 大きな違いは 味が濃くて複雑である
ということでしょうか。
よく言えば深い 悪く言えば シンプルな美味さに欠ける・・・ということかな。

何も入れていないと ブレンダーさんは言っておられますが、果たしてどうか・・・
結構味が濃いので ケーシングをかなり感じてしまいます。
まあ そこが一つの良さ でもあるのですがね・・・。

こういったタバコばかり喫っていますと あっさりした シンプルなタバコを喫いたくなるようです。


まあ そういったことは置いといて 今回の Port Latakia
ラタキアの港 という事になるのですが
この Port が サントリーの 懐かしい 赤玉ポートワイン を連想してしまうのは
このおっさんだけでしょうか?

葉組を見ると
Latakia, Oriental/Turkish, Virginia となっていますが
実際の缶のラベルと見ると

ラタキア バージニア ブラックキャベンディシュ オリエンタル となっていて 少し違う様です。
しかし なんにしても ラタキアは 50% の含有率となっています。


昔の名前は Sweet Latakia と言ったそうで
缶を開けると

かなり甘酸っぱい匂いがして来ます・・・


これを
 
小さく小分けして(100gも入っているのでね・・・)




ほぼ真っ黒に見えますが 少し揉んだのち パイプに詰めて喫ってみます



さて 感想 
このタバコ 第一印象は あまり良いものではありませんでした。
その理由は 最初に起ち上がる 甘酸っぱい香りにありました
酸味を含んだその甘い香りは まず最初に GLP のあの Haddo's Delight を
思い起こさせました・・・。
味も甘みも濃くて どこか 作り物っぽい感じを与えたものです。


しかし その後 湿気が強めだったので 少し乾燥させ 少し揉んだのち 味わうと
慣れもあるのでしょうが、すこぶるいい味になりましたね。

最初に感じた 甘酸っぱさはグッとおとなしくなり いい意味で 酸味を含んだ濃い甘さが
ラタキアの ウッディでアーシーな香りと伴に最後まで味わえます。
なかなか美味いタバコですね


もう少し詳しく説明します
このタバコ Balkan のくくりになっています、確かにラタキアは50% も入っていて
その存在感は圧倒的なものでありますが、オリエント自体は あまりその存在を感じません
なので、やはり English タイプであると言っていい気がします。

このタバコ 結構なケーシングがなされている様で その甘酸っぱさも そのせいかと思われます。

点火をすると まずその甘酸っぱさというか 甘さが最初に感じられます
ラタキアは おとなしいのですが しだいに全面を支配して行きます かといって
ラタキア自体はごく穏やかであり 刺激的なわけではありません。

レッドバージニアの甘さは強く感じられますが、ブラックキャベンディッシュのクリーミィで
フルーティな甘みが それと合わさり 強い甘さを感じます。
オリエントのスパイシーさは あまりなく、むしろフローラルな甘さを感じるようです。

このタバコの肝は ラタキアなのですが キプロス シリア のラタキアを使っているように書かれていますが
(というか 最初はシリアのラタキアを使っていた様ですが) 
使われているのは おそらく キプロスのラタキアだと思いますが、
このタバコのラタキアは シリア産のような味わいがあるようです

最初に感じた 甘酸っぱい香りのような どこか赤ワインを思い起こさせるような
ラタキアの 地を這う様な 雰囲気を感じてしまいます
例えていうならば やはり 前にも述べた サントリーの 赤玉ポートワインから
甘さをぐっと控えめにした香りでしょうか・・・。

この辺りが Sweet Latakia と言っていた所以でしょうか。

そんなでありますから すべてにおいて 味が濃いタバコになっています
GLP で例えるならば Maltese Falcon と同じような味の濃さになっているようです。
あちらは ジンジャー ですが こちらは 赤ワイン? の味わいでしょうか。

常喫 という訳には行きませんが なかなか やみつきになるようなタバコです
時折無性に喫いたくなるタバコかと思います


それともう1点気づいたのは このタバコのバージニア周りにアニシード(アニス)が
使われているような気がします・・・
自信はもてませんが、アニスのほのかな甘みと ハーブの香りを感じてしまうのですね
それは H&H の Fusilier's Ration にも感じたあのハーヴィな甘さと香りです
砂糖のような甘さではなく 独特のツーンと来る甘さです。
この甘さはいいですね このタバコの味の特徴にもなっているようです。


第一印象とは裏腹に なかなかのタバコかと思いました
美味いですね でも ラタキア好き限定かもしれませんが

そんな感想でした
それではまた
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