2022年 7月
今月ももうすぐ終わりになりますが
今回のタバコは Cornell & Diehl: Haunted Bookshop Cake となります
C&D の中で一番の売れ筋でもあるこのブレンドですが
どういった気まぐれでしょうか こたびはクランブルケーキにしたバージョンでの新規発売となりました
あの Bob Runowski さんを代表するブレンドでもあり OJK と並んでC&D を代表するブレンドになっているのが この Haunted Bookshop ということになります。
バーレィに特化したブレンドであり バージニアとペリクが味付けをします
アメリカでの人気とは裏腹に 日本ではあまり認知度も高くなく人気の方はないようです…
なのでこの私も喫っては見たものの ガツンと来る印象的な味わいを感じず
評価の方も TRDC と同じように良いものではなかったようです
それよりも ほとんど同じ時期に発売されている OJK の方が同じようなタバコ葉の構成になるのですが 味もタバコ感もしっくりとして美味いと思いましたね
バーレィのうまさをしっかり味わえたのが OJK ということになります
Cornell & Diehl - Old Joe Krantz
Cornell & Diehl - Haunted Bookshop
両者が何故こうも味の印象が違うのか少し考えてみたのですが
その違いは次のようにまとめられるかと思います
① ペリクの含有量が違う
どちらのブレンドもペリクは入ってますが よりペリクを利かせているのがOJK といえます
使用されているペリクが違うことも考えられますが より酸味を強く感じるのがOJK でしょうか
HBS の方にもレーズン基調の風味を感じますがさほどではなく それよりもペッパーを少し感じるようです
OJK はバルクを16㌉買って保存瓶に入れてあるのですが 時々喫います
その時に強いペリクのあのニオイを感じることになります
② レッドバージニアの含有量が違う
両者を比較してバージニアの含有量が多いのが OJK でしょうか
タンジィなレッドの酸味を感じるのは OJK ということになります
HBS の方にもバージニアは感じますが OJK ほどではなく サラリとした甘みを乗せる程度かと
③ バーレィの構成が違います
ここが一番大きな違いになるかと思うのですが
シガーテイストとタバコ感をより感じるのが OJK になります
逆に HBS の方は シガレットのような軽いバーレィのテイストを感じます
山ウドのような野草の風味とエグミとともにナッツの皮の部分とココアのテイストを感じるのが
こちらのブレンドになるかと思います
タバコ感は強くありませんから喫いやすいのは確かですが 満足感に欠ける部分があるかと
その原因は使用されているバーレィの質の部分と構成によるかと思います
大きく分けて ダークとホワイトのバーレィがどちらにも使用されていると思われますが
ダークの存在感がより顕著なのが OJK
ホワイトがメインなのが HBS ではないかと感じます
HBS の方はメリーランドあたりのシガレットのようなバーレィを連想させます
ベルギーのセモアタバコに近い風味を感じるのは OJK になるでしょうか
どちらのバーレィにも軽いモラセスの甘みが付いていると思われますが 強いものではありません
まあこんな風に両者の違いを感じていたものですが
このケーキバージョンのHBS
何故いまさら? という疑問がぬぐえませんが
その理由が後でわかることになります
しかしこのブレンド 発売されてすぐに注文したのですが
到着にはえらい時間がかかってしまいます
いつもは12日くらいで到着するのですが 今回はほぼ一か月かかってしまいました
こちらが到着した
4缶になりますが こちらのブレンドは1缶しかたのんでませんね
HBS 自体にはさほど興味があるわけではありませんが
クランブルケーキにすることにより
いかなる味わいになるのか大いに気になるところです
感想
クランブルケーキ自体は 柔らかく
あまり時間をかけて圧縮されたものではないと感じます
強い甘酸っぱいニオイとともに このクランブルケーキを指で解すのですが
パラパラとほぐれては来ず 引きちぎるような感じになりますので
湿気を感じる瞬間になります
それぞれが硬く圧縮されているわけではありませんので
軽く適当にほぐしてパイプに詰めることになりますが
大きな塊 小さな塊というようにはなりませんね
最初にケーキをほぐしていて感じるのは
甘酸っぱいカラフルなフルーツの香りになりますが
点火とともに
甘酸っぱいペリク風味のフルーティな香りを感じることになります
この香りは強く 以前のHBS にはなかった風味となります
ですからこの HBSC バージョンではペリクの含有量が増えたのかと感じ入るのですが
果たしてそうなのかは 疑問もあります……
喫い味は全く別のブレンドを思わせ よりビビッドなイメージを持ちます
これは相当なインパクトで このHBSC ではその辺りの変化を狙ったのかと感じ入りますね
HBS に比べ味にはより存在感があり強くペリクを感じるのですが
このブレンドを最初に喫って思い当たったブレンドがあります
それは
Cornell & Diehl - Dreams of Kadath (The Old Ones)
Cornell & Diehl - Warped: The Red Hunt
取り敢えずこちらの2ブレンドになりますが このブログでもレビューしていますね
こちらの2ブレンドは全く違うジャンルのブレンドになりますが
ペリクの部分においては似たところがあります
これらのブレンドもカラフルなサイケ調の赤い色調の風味を感じるのですが それと似ています
強さは HBSC の方がずっと弱いのですがそういった色合いの風味になります
この私の印象では
ダークラムとイチジクのような風味になるのですが
このケーキバージョンでは ダークラムのトッピングがなされているのではないかと思いました
ペリク自体の量はさほど変わっていないのかと思うのですが
このトッピングが強く印象に残るようです
ラムのトッピングというのは不確かな妄想かもしれませんが
開缶して1週間が過ぎるころにはこの香りはすっかり減退してゆき
軽いペリクの風味を感じる程度に落ち着きます
そうしますと本来の HBS の味わいに近づきますね
しかしそれでも HBS よりはやや強めのペリクを感じるわけで
このHBSC ではペリクを強調したのかもしれませんし その効果はうかがい知れます
トッピングをかけクランブルケーキにすることにより
強い味の変化が生まれ 次第にそれが減退して本来の味わいに戻ってゆくのですが
その変化のさまを味わうのも一つの面白みであり
本来のバーレィの風味もよりビビッドで印象に残るような気がします
シガレットのような軽さと 山ウドのようなエグミ ココアのようなバーレィ独特の風味が
より鮮明にしみじみ味わえるブレンドになっているのではないでしょうか
この私は HBSC>HBS という評価であり
こちらの方が味にメリハリがあっていいのではないかと思いますね
本来の HBS に近い味わいになるのは 開缶して少し経ったあたりになりますが
その変化を楽しむのもまた好ですし よりビビッドなHBS の味わいを楽しめると思います
オリジナルの HBS よりも確実にパワーアップしていると感じました
やはり手軽なシガレットライクなバーレィブレンドでありますが
より日本人に好まれるような気がします
そんなお話です
それでは また
今月ももうすぐ終わりになりますが
今回のタバコは Cornell & Diehl: Haunted Bookshop Cake となります
C&D の中で一番の売れ筋でもあるこのブレンドですが
どういった気まぐれでしょうか こたびはクランブルケーキにしたバージョンでの新規発売となりました
あの Bob Runowski さんを代表するブレンドでもあり OJK と並んでC&D を代表するブレンドになっているのが この Haunted Bookshop ということになります。
バーレィに特化したブレンドであり バージニアとペリクが味付けをします
アメリカでの人気とは裏腹に 日本ではあまり認知度も高くなく人気の方はないようです…
なのでこの私も喫っては見たものの ガツンと来る印象的な味わいを感じず
評価の方も TRDC と同じように良いものではなかったようです
それよりも ほとんど同じ時期に発売されている OJK の方が同じようなタバコ葉の構成になるのですが 味もタバコ感もしっくりとして美味いと思いましたね
バーレィのうまさをしっかり味わえたのが OJK ということになります
Cornell & Diehl - Old Joe Krantz
Cornell & Diehl - Haunted Bookshop
両者が何故こうも味の印象が違うのか少し考えてみたのですが
その違いは次のようにまとめられるかと思います
① ペリクの含有量が違う
どちらのブレンドもペリクは入ってますが よりペリクを利かせているのがOJK といえます
使用されているペリクが違うことも考えられますが より酸味を強く感じるのがOJK でしょうか
HBS の方にもレーズン基調の風味を感じますがさほどではなく それよりもペッパーを少し感じるようです
OJK はバルクを16㌉買って保存瓶に入れてあるのですが 時々喫います
その時に強いペリクのあのニオイを感じることになります
② レッドバージニアの含有量が違う
両者を比較してバージニアの含有量が多いのが OJK でしょうか
タンジィなレッドの酸味を感じるのは OJK ということになります
HBS の方にもバージニアは感じますが OJK ほどではなく サラリとした甘みを乗せる程度かと
③ バーレィの構成が違います
ここが一番大きな違いになるかと思うのですが
シガーテイストとタバコ感をより感じるのが OJK になります
逆に HBS の方は シガレットのような軽いバーレィのテイストを感じます
山ウドのような野草の風味とエグミとともにナッツの皮の部分とココアのテイストを感じるのが
こちらのブレンドになるかと思います
タバコ感は強くありませんから喫いやすいのは確かですが 満足感に欠ける部分があるかと
その原因は使用されているバーレィの質の部分と構成によるかと思います
大きく分けて ダークとホワイトのバーレィがどちらにも使用されていると思われますが
ダークの存在感がより顕著なのが OJK
ホワイトがメインなのが HBS ではないかと感じます
HBS の方はメリーランドあたりのシガレットのようなバーレィを連想させます
ベルギーのセモアタバコに近い風味を感じるのは OJK になるでしょうか
どちらのバーレィにも軽いモラセスの甘みが付いていると思われますが 強いものではありません
まあこんな風に両者の違いを感じていたものですが
このケーキバージョンのHBS
何故いまさら? という疑問がぬぐえませんが
その理由が後でわかることになります
しかしこのブレンド 発売されてすぐに注文したのですが
到着にはえらい時間がかかってしまいます
いつもは12日くらいで到着するのですが 今回はほぼ一か月かかってしまいました
こちらが到着した
4缶になりますが こちらのブレンドは1缶しかたのんでませんね
HBS 自体にはさほど興味があるわけではありませんが
クランブルケーキにすることにより
いかなる味わいになるのか大いに気になるところです
感想
クランブルケーキ自体は 柔らかく
あまり時間をかけて圧縮されたものではないと感じます
強い甘酸っぱいニオイとともに このクランブルケーキを指で解すのですが
パラパラとほぐれては来ず 引きちぎるような感じになりますので
湿気を感じる瞬間になります
それぞれが硬く圧縮されているわけではありませんので
軽く適当にほぐしてパイプに詰めることになりますが
大きな塊 小さな塊というようにはなりませんね
最初にケーキをほぐしていて感じるのは
甘酸っぱいカラフルなフルーツの香りになりますが
点火とともに
甘酸っぱいペリク風味のフルーティな香りを感じることになります
この香りは強く 以前のHBS にはなかった風味となります
ですからこの HBSC バージョンではペリクの含有量が増えたのかと感じ入るのですが
果たしてそうなのかは 疑問もあります……
喫い味は全く別のブレンドを思わせ よりビビッドなイメージを持ちます
これは相当なインパクトで このHBSC ではその辺りの変化を狙ったのかと感じ入りますね
HBS に比べ味にはより存在感があり強くペリクを感じるのですが
このブレンドを最初に喫って思い当たったブレンドがあります
それは
Cornell & Diehl - Dreams of Kadath (The Old Ones)
Cornell & Diehl - Warped: The Red Hunt
取り敢えずこちらの2ブレンドになりますが このブログでもレビューしていますね
こちらの2ブレンドは全く違うジャンルのブレンドになりますが
ペリクの部分においては似たところがあります
これらのブレンドもカラフルなサイケ調の赤い色調の風味を感じるのですが それと似ています
強さは HBSC の方がずっと弱いのですがそういった色合いの風味になります
この私の印象では
ダークラムとイチジクのような風味になるのですが
このケーキバージョンでは ダークラムのトッピングがなされているのではないかと思いました
ペリク自体の量はさほど変わっていないのかと思うのですが
このトッピングが強く印象に残るようです
ラムのトッピングというのは不確かな妄想かもしれませんが
開缶して1週間が過ぎるころにはこの香りはすっかり減退してゆき
軽いペリクの風味を感じる程度に落ち着きます
そうしますと本来の HBS の味わいに近づきますね
しかしそれでも HBS よりはやや強めのペリクを感じるわけで
このHBSC ではペリクを強調したのかもしれませんし その効果はうかがい知れます
トッピングをかけクランブルケーキにすることにより
強い味の変化が生まれ 次第にそれが減退して本来の味わいに戻ってゆくのですが
その変化のさまを味わうのも一つの面白みであり
本来のバーレィの風味もよりビビッドで印象に残るような気がします
シガレットのような軽さと 山ウドのようなエグミ ココアのようなバーレィ独特の風味が
より鮮明にしみじみ味わえるブレンドになっているのではないでしょうか
この私は HBSC>HBS という評価であり
こちらの方が味にメリハリがあっていいのではないかと思いますね
本来の HBS に近い味わいになるのは 開缶して少し経ったあたりになりますが
その変化を楽しむのもまた好ですし よりビビッドなHBS の味わいを楽しめると思います
オリジナルの HBS よりも確実にパワーアップしていると感じました
やはり手軽なシガレットライクなバーレィブレンドでありますが
より日本人に好まれるような気がします
そんなお話です
それでは また
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