鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

おっさんの日々の散歩における鳥たちの写真と、好きなパイプタバコの感想
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Savinelli - Juno

2020年06月17日 | パイプタバコ
2020年 6月

今回は Savinelli - Juno

C&Dにて製造され Savinelliブランドとして今年発売された
Jシリーズとして(私が勝手にそう呼んでいますが・・・)
Janus Jupiter とともに3ブレンドありタイプはみな違っていて
こちらの Junoはストレートバージニアタイプとなります。

すべてローマ神話からとった神の名前になるのですが
こちらのブレンドは
Juno ユノ(英語表記)で
ローマ神話の最高の女神。結婚・出産の女神で、女性の守護神。ユピテルの妃。「女王」と称され、ローマのカピトリヌスの丘に大神ユピテル・ミネルバとともにまつられていた。ギリシャ神話のヘラと同一視される。ユーノー。ジュノー。
出典 三省堂

となっています
詳しい事は分かりませんが ヤヌスとかジュピターとか 聞いたことがありますね


C&Dのジェレミー・リーヴスさんがつくっていますから 味の方もある程度想像出来るのですが 喫った感じでは いかにもアメリカのバージニアブレンドという感じであり
味の濃い私的には好きなタイプのストレートバージニアとなります

缶の裏側の表記は

この様に書いてあるのですが
ストーヴド と アンストーヴドのバージニアのブレンドで
葉先の部分をつかった レッドとブライトのバージニアブレンドとなるようです


幾分色の明るい



フレイクになっていますが カッキリとして乾燥状態はそのままで丁度良い感じです
いかにもレッドとブライトのバージニアを少しストーヴドさせた感じになります。



さて TRDCの方の説明を見ると
Notes: Savinelli's Juno presents a base of stoved Red Virginia combined with bright Virginia, which is stoved yet again before adding a dash of fresh, straight red Virginia.

この様に書かれているのですが
それによると ストーヴされたレッドバージニアにブライトバージニアを混ぜた物を
再度加圧加熱してストーヴさせ  その後にフレッシュなレッドバージニアを加えてのち
圧縮してからスライスしたものの様です。

ですから ストーヴされた ダークレッドとブライトの混合バージニアに
生のレッドバージニアを加えるという方法になります
そのやり方が このたばこのビビッドな喫い味を出しているように思えますし
そこが面白い所だと思いました


それでは 詳しい 感想  となります

結論から言いますと このタバコはうまいですね
甘さ という点においては少し弱いのですが ストーヴドバージニアの旨さの部分と
レッドバージニアの tangyな酸味のある味の濃さ それにアーシーなタバコ感も満足のゆくほどに味わえる 飽きのこない素晴らしいブレンドになっています。

ニコチンは軽めですが いかにも C&D のオールドベルトのバージニアを連想させ
レッドバージニア中心のブレンドとなっているようです。



解し方は様々ですが どのように解しても良い感じです
ただ 細かくほぐしたほうが甘みが起つかもしれません
点火とともに 軽いシトラス・グラスの風味とともにマイルドで落ち着いたバージニアの
甘さが来るのですが いたって穏やかで弱いです・・・最初は

シトラスよりもヘイの方が強めに感じるのですがペリクの様な強い酸味を感じます
マクレのビネガーのような 少し酸っぱさを感じる様な酸味ですがこれがまたよろしい・・・

ストーヴドバージニアの甘さ というものはさほどではなくそちらの方はむしろ
ダークフルーツのテイスト というか ダークフルーツをとろ火で煮込んだような味わいの
甘さと旨さの部分を出しているように思えます・・・。

そして 本来の濃い甘さの部分は フレッシュなレッドバージニアによるところが大きいと
思われます 酸味も Tangyなタバコ感もこの部分の味わいになるかと思うのですが
幾分このバージニアは若いようでまだ熟成が足りないのかもしれません・・・
そこのところが 甘さの足りない所になります
しかし そのポテンシャルは大きそうで 熟成させるとかなり美味くなりそうです

いつもよく分からないのが ダークバージニアの部分になりますが
決して甘いわけではないのですが独特の旨みと風味 そしてマイルドな甘みがあるようです
この事を表現するのに stwed fruit という風に皆さん表現されるのですが
このブレンドの場合は グレープやプラム  ではなく
ドライフルーツの レイズンやプルーン を 水を加えとろ火でくつくつ煮込んだもの
すなわち 砂糖を入れる前のジャムのような味わいと甘さを考えます

その風味とレッドバージニア本来の酸味のある甘さがこのブレンドの味を作るようです
甘さ自体はそう強いわけではありませんが 
酸味の効いた濃い味わいの中の甘さがとても良いと思います

飽きのこない ちょっと病みつきになりそうな美味さのタバコになっていますね
まだ TRDC の方のレビューは少ないのですが この私は気に入りました
味の濃さと酸味がとてもいいんですね


このタバコのバージニア 何処産とも書いてはいませんが
おそらく アメリカはオールドベルト辺りのバージニアか あるいはカナダ辺りのバージニアも入っているかもしれません

まさしくアメリカのバージニアブレンドそのもののような味わいです
マクレや C&Dの CRF(キャロライナレッドフレイク)が好きな方にはお勧めします
幾分甘みが足りないのですが味わいは深く 熟成させるとかなり美味くなりそうです

そんな感想となりました。

それでは また
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