2022年 2月
今回は Cornell & Diehl - Awakened Elder (The Old Ones)
C&D の不気味シリーズでもある The Old Ones(古き者たち)の中の一つになります
バッチを見ると 2019/3/25 となっていますのでほぼ3年経つことになりますので いい塩梅で熟成しているのかなと思います
何故に今 このブレンドを開けるのかというと 先日発売されてすぐに売り切れたばかりの
スモールバッチである Folklore に端を発します
無理やり16㌉も買わされる羽目になった このムチャブリブレンドなのですが
その中の1コンポーネントである Kasturi (カストゥーリ)が原因になりますね
イン-ドネシア産のシガーリーフのフィラーであるこのKasturi
当ブレンドと それ以前の同じシリーズとして発売された Mad Fiddler Flake (The Old Ones)にも
使用されてます
この時のKasturi の印象は さほど強いわけではありませんが しっかりとしたシガーの風味を
感じさせるそれで どちらかといえばスパイシーな印象と役割だったでしょうか
どちらかといえば 味の暴れる感じのブレンド構成だったので Kasturi の果たす役割もそういった
イメージだったのかと思われます
あまり良い印象を持っていなかったKasturi になりますので 今回の FolkLore にも入っているということで買うのをためらったのですが 結局買ってしまいます…。
そこで 今回 その前に当ブレンドにもそれが入っているということで開缶してみた次第になります
Kasturi の確認 というわけです
実は当ブレンド なかなか美味しいです
Kasturi も控えめで 甘さも酸味もたっぷりと感じられ 味も垢抜けしたところのある
このシリーズでも1.2を争うブレンドとなっていました
このシリーズ喫った順に
①Innsmouth
②Dreams of Kadath
③Mad Fiddler Flake
④Miskatonic Mixture
となっているのですが
この私のお気に入りは ④Miskatonic Mixture となります
4つのブレンドの中で 一番味がまともで 落ち着きのある美味しいブレンドかと思いました
①はつかみどころがなく
②は派手でカラフルな味付けに違和感を覚え
③も味は濃いのですが 荒々しさを感じることになります(Kasturi が入っていました)
④はこのシリーズで一番まともなブレンドですし Katerini の使い方も秀逸ですので このシリーズでは一番のお勧めと思いました
その④に匹敵する美味しさなのが 当ブレンドかと思います
Kasturi もクローヴライクなスパイシーさを出していますが 強くはなく
バージニア ブラックキャベンディッシュ ペリクによる深みのある甘さとよくマッチしています
こういった美味しさであるのなら よりバージニアの個性が出た Folklore に期待が高まり
こたびの購入を後押しした次第
このブレンドには ラタキアもバーレィも入っていますが あまり量は多くないと思います
やや色が黒目のリボンカットになっていますが カッキリとした詰めやすさがあります
葉組を見ると
Black Cavendish, Burley, Cigar Leaf, Latakia, Perique, Virginia となっており
いろいろ入っている English とはなっていますが
ラタキアもバーレィもさほど存在感はなく
VaPer の甘みを濃い目に味付けした 少しスパイシーなブレンドという認識になります
ペリクも強く効いてはいませんのでいい塩梅かと思いました
The Old Ones シリーズの特徴を少し残しつつ 巧く落ち着きのあるブレンドにまとめ上げた
上出来のブレンドかと思いました
軽く詰めて喫いますが
この缶の絵が気になります
でっかいイカのような タコの様な この不気味な絵になりますが
クトゥルフ神話にでてくる 旧支配者なんだと思いますが
当ブレンドの 目覚めた古き者 ということのようです
ネットで写真を探すのですが
なんとも しょうもない生き物のようですが マニアにはたまらんのでしょうね…
ようやく 感想 のお時間です
3年という熟成期間を置いたのちの開缶になりますので 予想以上の滑らかさと旨さを感じるようですが
軽いラタキアの風味はあるものの予想以上に存在感のないラタキアに 例の インドネシア産のKasturi が合わさることに因るのでしょうか
思ったよりも穏やかなこのシガーリーフの風味にトゲはなく ケンタッキーの様なメタリックな
硬さも感じられず ペリクおよびオリエントの持つスパイシーな風合を醸しているようです
このブレンドの甘さは秀逸で レッドバージニアとブラックキャベンディッシュの持つ黒砂糖の様な深みのある甘さにペリクの旨味を含んだフルーティな甘さが混じり合いますから
質の良い深みのある甘さは 焼き芋の様な マロンのような味わいになるのは
GLP のQwiets Nights の甘さと似ている気がします
ただこのブレンドにオリエントの存在はありませんので その分余計な味の広がりはなく
シンプルなラタキア・シガーリーフの味わいに対する
バージニア・ブラックキャベンディッシュ・ペリク
という味の対立と組み合わせになるようです
そういった中で バーレィがその間を取り持っているのかと考えます
パフると Kasturi のシガーの香りが少ししてきますが いたって穏やかで
以前別のブレンドで喫った味わいとは違いを感じますのは
使用されている量の問題と 他のコンポーネントとの組み合わせの妙があるのかもしれませんし
熟成がそうさせたのかもしれませんが これが実に良いです
ペリクにつきものの ペッパリィなスパイシーさ というものはほとんどないのですが
Kasturi の持つクローヴライクなスパイシーさがその役目を果たしているようです
クローヴは決して辛いものではありませんし
GH のBosun Cut Plug などを思い起こすのですが
あのクローヴオイルの香りよりももっと穏やかで 少し甘さを含んだ独特のスパイスの香りを
感じる程度となり
それが当ブレンドにある種の旨味と締まりを与えるようです
オリエントが入ってない分 味がある意味単調なのがわかりやすくて良いかと思います
シガーとバーレィ バージニア とりわけシガーのタバコ感は素晴らしいところがあり
強すぎるわけではありませんので 実にうまいと思いますね
予想以上にこのブレンド美味くてホッとする部分もあるのですが
これならば こたびのC&D スモールバッチの Folklore はさらに甘さが起ちそうですので
期待が持てそうです
Folklore と似たような構成のブレンドのレビューとなりますが
3年の熟成期間を経た このブレンドは実にうまかったですね
Kasturi は使い方次第で いい働きをするようです
それでは また
今回は Cornell & Diehl - Awakened Elder (The Old Ones)
C&D の不気味シリーズでもある The Old Ones(古き者たち)の中の一つになります
バッチを見ると 2019/3/25 となっていますのでほぼ3年経つことになりますので いい塩梅で熟成しているのかなと思います
何故に今 このブレンドを開けるのかというと 先日発売されてすぐに売り切れたばかりの
スモールバッチである Folklore に端を発します
無理やり16㌉も買わされる羽目になった このムチャブリブレンドなのですが
その中の1コンポーネントである Kasturi (カストゥーリ)が原因になりますね
イン-ドネシア産のシガーリーフのフィラーであるこのKasturi
当ブレンドと それ以前の同じシリーズとして発売された Mad Fiddler Flake (The Old Ones)にも
使用されてます
この時のKasturi の印象は さほど強いわけではありませんが しっかりとしたシガーの風味を
感じさせるそれで どちらかといえばスパイシーな印象と役割だったでしょうか
どちらかといえば 味の暴れる感じのブレンド構成だったので Kasturi の果たす役割もそういった
イメージだったのかと思われます
あまり良い印象を持っていなかったKasturi になりますので 今回の FolkLore にも入っているということで買うのをためらったのですが 結局買ってしまいます…。
そこで 今回 その前に当ブレンドにもそれが入っているということで開缶してみた次第になります
Kasturi の確認 というわけです
実は当ブレンド なかなか美味しいです
Kasturi も控えめで 甘さも酸味もたっぷりと感じられ 味も垢抜けしたところのある
このシリーズでも1.2を争うブレンドとなっていました
このシリーズ喫った順に
①Innsmouth
②Dreams of Kadath
③Mad Fiddler Flake
④Miskatonic Mixture
となっているのですが
この私のお気に入りは ④Miskatonic Mixture となります
4つのブレンドの中で 一番味がまともで 落ち着きのある美味しいブレンドかと思いました
①はつかみどころがなく
②は派手でカラフルな味付けに違和感を覚え
③も味は濃いのですが 荒々しさを感じることになります(Kasturi が入っていました)
④はこのシリーズで一番まともなブレンドですし Katerini の使い方も秀逸ですので このシリーズでは一番のお勧めと思いました
その④に匹敵する美味しさなのが 当ブレンドかと思います
Kasturi もクローヴライクなスパイシーさを出していますが 強くはなく
バージニア ブラックキャベンディッシュ ペリクによる深みのある甘さとよくマッチしています
こういった美味しさであるのなら よりバージニアの個性が出た Folklore に期待が高まり
こたびの購入を後押しした次第
このブレンドには ラタキアもバーレィも入っていますが あまり量は多くないと思います
やや色が黒目のリボンカットになっていますが カッキリとした詰めやすさがあります
葉組を見ると
Black Cavendish, Burley, Cigar Leaf, Latakia, Perique, Virginia となっており
いろいろ入っている English とはなっていますが
ラタキアもバーレィもさほど存在感はなく
VaPer の甘みを濃い目に味付けした 少しスパイシーなブレンドという認識になります
ペリクも強く効いてはいませんのでいい塩梅かと思いました
The Old Ones シリーズの特徴を少し残しつつ 巧く落ち着きのあるブレンドにまとめ上げた
上出来のブレンドかと思いました
軽く詰めて喫いますが
この缶の絵が気になります
でっかいイカのような タコの様な この不気味な絵になりますが
クトゥルフ神話にでてくる 旧支配者なんだと思いますが
当ブレンドの 目覚めた古き者 ということのようです
ネットで写真を探すのですが
なんとも しょうもない生き物のようですが マニアにはたまらんのでしょうね…
ようやく 感想 のお時間です
3年という熟成期間を置いたのちの開缶になりますので 予想以上の滑らかさと旨さを感じるようですが
軽いラタキアの風味はあるものの予想以上に存在感のないラタキアに 例の インドネシア産のKasturi が合わさることに因るのでしょうか
思ったよりも穏やかなこのシガーリーフの風味にトゲはなく ケンタッキーの様なメタリックな
硬さも感じられず ペリクおよびオリエントの持つスパイシーな風合を醸しているようです
このブレンドの甘さは秀逸で レッドバージニアとブラックキャベンディッシュの持つ黒砂糖の様な深みのある甘さにペリクの旨味を含んだフルーティな甘さが混じり合いますから
質の良い深みのある甘さは 焼き芋の様な マロンのような味わいになるのは
GLP のQwiets Nights の甘さと似ている気がします
ただこのブレンドにオリエントの存在はありませんので その分余計な味の広がりはなく
シンプルなラタキア・シガーリーフの味わいに対する
バージニア・ブラックキャベンディッシュ・ペリク
という味の対立と組み合わせになるようです
そういった中で バーレィがその間を取り持っているのかと考えます
パフると Kasturi のシガーの香りが少ししてきますが いたって穏やかで
以前別のブレンドで喫った味わいとは違いを感じますのは
使用されている量の問題と 他のコンポーネントとの組み合わせの妙があるのかもしれませんし
熟成がそうさせたのかもしれませんが これが実に良いです
ペリクにつきものの ペッパリィなスパイシーさ というものはほとんどないのですが
Kasturi の持つクローヴライクなスパイシーさがその役目を果たしているようです
クローヴは決して辛いものではありませんし
GH のBosun Cut Plug などを思い起こすのですが
あのクローヴオイルの香りよりももっと穏やかで 少し甘さを含んだ独特のスパイスの香りを
感じる程度となり
それが当ブレンドにある種の旨味と締まりを与えるようです
オリエントが入ってない分 味がある意味単調なのがわかりやすくて良いかと思います
シガーとバーレィ バージニア とりわけシガーのタバコ感は素晴らしいところがあり
強すぎるわけではありませんので 実にうまいと思いますね
予想以上にこのブレンド美味くてホッとする部分もあるのですが
これならば こたびのC&D スモールバッチの Folklore はさらに甘さが起ちそうですので
期待が持てそうです
Folklore と似たような構成のブレンドのレビューとなりますが
3年の熟成期間を経た このブレンドは実にうまかったですね
Kasturi は使い方次第で いい働きをするようです
それでは また
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