高橋まゆみ・創作人形「まゆみの気まぐれ日記」

農道をかっぽして歩く笑顔のおじいちゃん。姿が見えなくなるまで手を振るおばあちゃん。やさしさはいつもそばにいた。

最後の名古屋

2010-03-11 22:34:23 | まゆみのつぶやき室
終わっちゃいました・・・・・・

たった今、名古屋から帰ってきたところです。
家族はもう寝静まっています。

疲れているけど、今書かないと、気持ちが書けないような気がして。

7年間、95箇所もの全国を廻ってきた人形達の旅がこれで終わるのかと思うと、感慨深いものがありました。

最後になってしまうけど、一番お世話になった、思い出を一杯くれたプロデューサーの畑田氏が風邪で来られ無かったので、とても残念でした。

でも、今回はそんな畑田さんの変わりに、今まで影日向となってこのイベントを支えてくれてきた映画会社の東映さんの3人が初日居て下さった。


前日NHKの生放送、さらさらサラダに出演した為、開館すると同時に会場は賑わいを見せた。

名古屋の人はストレート

二度のサイン会でも、ほとんどの人が声をかけてくる。
会場でも、何人もの人が目頭を抑え、見入っている人がいる。

最後の最後に来て、何て幸せな作家なんだろうと思えた。


自信とか、作家冥利に尽きるとかそんな感情ではなかった。
素直に、自分の作品の前で泣いてくれる人がいると言う実感。
いい物に出会えたと言って、手をにぎってくれる人がいると言う実感。

只々嬉しくて、ありがたくて・・・・・・・。


私に「あなたはこのままでいい。このままの作品を作って欲しい」と訴えられた気がした。

最後になるので、花道を飾るようにスタンド花を頂いたが、二度目のサイン会の最後に豪華な切り花を手渡しされた。


こんなのもらったこと無いよ!やめてよ・・・・・・

まだ、お客さんが目の前にいるのに、涙が止まらなくなってしまった。

私は本当に幸せ者だと思います。
沢山の人に関わってもらってここまで来れたから今の自分があるのに。本当に感慨深い一区切りが出来た事に感謝一杯です。


人形に出会えて良かった
そして、みんなに出会えて良かった。

7年間あっという間だったけど、私にとってはかけがえの無い大きな7年間でした。
・・・・・・・ありがとう・・・・・・


                まゆみ