マイナンバーカードを保険証として利用すると診療費が上がるそうである。保険加入者である事の資格確認がオンラインで可能となり、その手間賃が30円で、3割負担で9円増加になるらしい。更にカード一体化のメリットと謳われた「薬剤情報や特定健診情報」を共有し診察に活用すると40円（3割負担12円）上乗せされるとの事で、誤差の様な金額ではあるが腹立たしい。マイナンバー制度は行政の効率化によって税金の無駄を省くのが主旨だった筈だが、最近は普及の為に惜しみなく税金を注ぎ込む事しかやってない様に思われる。マイナポイントのバラマキは個人的事情により不問に付す。e-Taxも煩雑さはあれど、確定申告が速攻可能になった功績も認めよう。就労形態で制度が異なる健康保険を集約出来れば行政効率化は疑いない。だからまずカードを浸透させたいと云う順番の話なのも分かるが、数円程度の負担増でも癪に障る国民がここに居る事を忘れて欲しくないのである。