どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

あってもなくてもいいもの。

どうでもいい四百字 3390

2022-04-19 19:13:30 | 時間の無駄
こうやって日常の風景になっていくのであろう。JR王子駅の蕎麦屋が、麺の茹で・洗い・締めが出来るロボットを導入するそうである。最大1時間当たり150食の調理が可能と謳っている。作業の一部分だけを自動化して効率化になるのか疑問に思ったが、実証実験店舗では効果が認められたそうである。産業用ではよく見かけるアーム型をしており、客寄せ用のデコレーション等は特に無い。要するに蕎麦屋の人件費と天秤にかけられる程度にまで低価格化が進み、狭い厨房でも邪魔にならなくなるまで小型化したと云う事であろう。盛り付けは現状人手に頼らざるを得ない様であるが、それも時間の問題と思われる。最難関は天ぷらを揚げる工程だが、既にフライドポテト製造機は商品化している様なので、いずれ開発するだろう。10年もすれば店内でアームがウネウネ動く全自動立ち食い蕎麦が当たり前となり、つっけんどんな接客の方が物珍しい風景になるのかも知れないのである。