酷暑対策にシエスタを導入してはどうか。そんな声がドイツで上がっているらしい。ベルリンの緯度はだいたい樺太北部ぐらいの筈だが、それでも暑いものは暑い様である。地中海沿岸では最高気温40度を超える日も珍しくなく、命に係わるとしてストを起こしている所も有るとの事である。元々エアコンを必要としない気候だった事も問題を深刻化させている様である。蒸し暑さがデフォルトの日本からすれば羨ましい限りであるが、向こうにしてみれば何処に行っても冷房が効いているこっちの方が羨ましいかも知れない。どちらにせよ仕事に向いている環境ではない事は確かである。暑さがピークとなる時間帯を昼寝に充てる選択は、検討に値するだろう。恐らく今年限りの異常気象では無いだろうし、ラテン系のライフスタイルも悪くないのではないか。仮眠室が充実しているオフィスと云うのも魅力的ではあるが、我が国だと会社に住み着く人が出てくるかも知れないのである。