体重が６５キロ前後あった愛犬

友人から預かっていたマスチフは成長して図体は６５キロ～７０キロあったが

本当におとなしく人懐っこい犬でした。

貨車で運ばれてきて最初に受け取りに行った時には２か月余りだったが、ゲージから

出てきて最初に自分の胸の内に飛び込んできたときには普通の成犬並みの大きさだった。

真っ黒で顔はブルドックみたく足の太さは我が手首の３分の二くらい・・・そのまま

車の後ろ座席の載せてわが家へ・・・帰宅してみると座席の上に最初のうんちが

こんもりでした。きっと貨車の中で２日間くらい我慢をしていたのでしょうね・・・・。

そのままわが家での成長でした。

本で見てみると大型犬は一日の散歩距離は約１０㎞と書いてありそんなに歩けるわけ

もなく自転車での散歩となりました・・・・何しろ子供犬ながら図体が大きいので

自転車をこがなくてもちゃんと引っ張ってくれて自分はただリードをもってバランスを

とっているだけ・・


でも非常によく命令に従い、暴走することやほかの犬との出会いでも吠え付かれても

全く悠然としたもので王者の風格は十二分に備えていましたね。

歩いて散歩してると海辺で遊んでいる子供たちが”わあっ可愛い”と走り寄ってきます・・・

思わず目が点になりそうでした。

図体が大きく真っ黒で顔はお世辞にも可愛くないのに？　と不思議でしたが？？？？？

でも歩く姿がデズニー漫画の狼みたく手足が異常に大きく、その動きは漫画チックなことは

間違いなし・・・・通りすがりに人たちにも人気がありました。

散歩途中にはリードをつけなくても絶対にそばから離れることなくくっついており、ちょっと

高いところに隠れてみると探すンのに周りをぐるぐる・・・べたべたという感じで歩き回って

姿は本当に可愛いものでした。

最後は見つけられなくてワンワンと腹に響くような低音で訴えます。

海に入って泳いでいくと最初は一緒に泳ぐのですが・・・だいぶ離れると岸に戻り岸辺から

例の低音でワンワンと戻って来るように催促します・・・

ほかにはどんなときにも絶対に吠えることはなかったですね。

食べる量もすごく、出す量もすごい・・・・これを畑のスイカの周りの土に入れてたところ・・

すっごく甘く立派な実になりました・・・・他人様に差し上げたらまるで本職が育ててもの

みたいとお褒めの言葉を頂戴しましたね。

その後ほんのちょっとのずれ（自分の油断から半月くらいに遅れ）でフェラリアにかかり

３年後に昇天しました・・・・・

自分の油断のためにと本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

９年程の存在でしたが、周りに癒しと笑いをふるまいてくれてた素晴らしい犬種でした。

裏の畑の頭に深い穴を掘って葬りましたが、その上に柿の木を植えて今では秋には実をを

生らせてくれています・・・・。

本で見るのとまったく異なる性質だったので、？？？？で本当にこの犬には感謝しています。

ときたまその木の前で手を合わせて見守ってくれていることに感謝しております。