ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

乳絞り

2005年08月10日 19時12分40秒 | 山羊の話
仔山羊は元気らしい!
ひとまず安心だ。
もうすぐにみぎた農園の事も、母親山羊の事も、姉妹山羊の事も忘れてしまうだろう。
こうして、あのとっても人懐っこい仔と、とっても人見知りする仔がいなくなって、
いつもの生活に戻りすっかり気が抜けてしまった。
というわけで、今日は山羊と鶏の世話以外は何もすることなく、ぼんやり過ごした。

乳絞りは今日もした。
そして久し振りに山羊の乳を飲んだ。
心にしみる味だった。

母親山羊ユキはすこし落ち着いたようだ。
ユキを明石からもらってきたとき、ユキの母親は大きな声で3日間鳴き通しだったという。でもユキはそんな事はなさそうだ。食べる事優先で、時々思い出したように泣いている。
でもすぐにも忘れてしまうだろう。
いかにもヤンママ・ユキらしい。
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仔山羊との別れ

2005年08月10日 10時24分09秒 | 山羊の話
昨日は仔山羊との別れ。
あいにく仔山羊の体調が悪くて、何度も吐いて、散々迷った末のとっても気になる別
れだった。

変なものを食べたはずはないのだけど・・・
とっても敏感な仔だったので、もらわれていくのを前の日から感じていたのかもしれない。
これで大阪・高槻まで2時間以上もの車での移動に耐えられるだろうか?

人見知りしてなかなかなつかなかい仔だったのだけど、最近やっとなついたばかりだった。
和田山に行ったあの人懐っこい仔だったらすぐに向こうの環境に慣れただろうが、
今度の仔は苦労しそうだ。

何度も吐いた後、腰を落として、じっと道路を見つめていた。
まだ姉妹山羊が帰ってくるのを待っているのだろうか?
それともどこに連れて行かれるのか不安なのだろうか?

この状態であげたくはなかったのだけど、遠くからもらいに来てたし、
少し容態が落ち着き、何とか母山羊の乳を飲む気力が出てきたので、車に乗せることにした。
仔山羊は前の仔の時と同じように、それほど暴れることなく、車に乗せられた。
あっけない別れだった。
でもとっても気になる別れだった。

ところで母親山羊は最初は食べるのに忙しくて子どもがいなくなったのに少しも気付かなかっ
たようだ。
でも、さすがに暗くなってきても仔山羊が戻ってこないので泣き出した。
時々間をおいて、いつまでもいつまでも泣き続けた。

生き物を飼うのがつくづく嫌になる一日だった。

仔山羊がほとんど乳を飲まなかったので久し振りに乳搾りをした。
木の葉や草をいっぱい取ってきて、餌でごまかしながらの乳絞りだった。
嫌がるかなと思ったけどすんなり絞らせてくれた。
よほど腹が減っていたのだろう。

もうこれからは飲む仔はいないので毎日乳絞りをしないといけない。
新鮮なミルクやチーズやバターを母親山羊と仔山羊たちの悲しみと引き換えに頂くのだ。
かなり複雑な気持ちだ。
コメント (6)
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