ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

春眠

2010年03月01日 03時50分34秒 | 田舎暮らし
冬眠(?)を始めて1ヵ月半。
そしてもう3月。
そろそろ起きなくっちゃ!!
もう蝋梅は散りだして、紅梅は八分、白梅は5分咲き。
そして杉もいよいよ花粉を撒き始めた。

3月になったとたんに春が来た!と思う。
別に昨日と今日それほどの違いはないのだけど・・・
でも3月、昨日1日早くウグイスが鳴きだした。
それも、ホーホケキョ、
ホーホ、ともホーキョキョキョとも鳴かないで、
いきなり、ホーホケキョ!
どこかでこっそり練習してしたのだろうか?

ところで冬眠の後は誰でも思い浮かべる言葉は春眠。
春眠暁を覚えず、という漢詩の一節。

 春眠暁を覚えず
 処処啼鳥を聞く
 夜来風雨の声
 花落つることを知る多少

外は春一番。
そして日曜日。
もうちょっと眠っていよう!
というサラリーマンの気持ちを歌った歌(?)
ともあれ春の二度寝は気持ちがいい。

でも春と言うとやっぱり眠いのは昼間。
もやもやとした空気にスギ花粉でもやもやっとした頭。
そしてうすぼんやりと桜が咲くころ。

 春の海のたりのたりかな

といってのたりのたりと暮らしたくなる。
もっとものたりのたりしているのはいつものことだけど。

ところで冬眠、春眠、があるのに夏眠はないのだろうか?
と思ったらやっぱりあるらしい。
とっても暑い日は爬虫類は寝て過ごす。
人間だって昼寝をしたくなる。
でも今ではみんな昼寝をしないであくせく働く。
昼寝をする習慣をなくしてしまったのが人間の堕落の始まりかもしれない。

冬眠、春眠、夏眠があるのなら秋眠だって・・・
ところが秋眠はない。
秋は厳しい冬に備えて精一杯準備するとき。
夏中歌い暮らしたキリギリスだってあわてて働き出す。
というわけで、
冬眠、春眠、夏眠、働く・・・
冬眠、春眠、夏眠、働く・・・
このサイクルがもっとも自然に合った生き方かもしれない。

ともあれ今は春。
まもなく草木も芽生える。

 石ばしる垂水の上のさ蕨の 
 萌え出づる春になりにけるかも
コメント (2)
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