ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

バンクーバーオリンピック

2010年03月02日 05時09分49秒 | ニュースの中から
バンクーバーオリンピックが終わった。
今回日本はとても良かった。
えっ、なにが?
ユニフォームが。
あの金ぴかのウルトラマンのようなユニフォーム、
いかにも強そう、いかにも早そう。
成績とのギャップも面白かった。
そして今回ほど日本の伝統的な美意識を感じたこともない。
中国や韓国のようにがつがつと金をあさりに行くのでなく、
謙譲の美徳、というか、どうぞお先に、といって勝ちを譲る。
実に奥ゆかしいではないか。
それにもともと日本人は負けることが好きな民族で、
源義経、楠正成、織田信長、豊臣秀吉、西郷隆盛、坂本竜馬・・・負けたり非業の死を遂げた人は人気があるが、源頼朝、足利尊氏、徳川家康などの勝者は人気がない。
戦争中は「1億総玉砕」「生きて帰らず」などといい、国を挙げて死を煽った。
普通に考えると、死んだらだめやん。死ぬことは敵に殺されること、敵に負けること、だと思うのだけど・・・
国を挙げて負けろという。
実に奇妙だ。
さらに戦後はこれに自虐史観が加わった。
とにかく日本を、日本人を貶すことが進歩的なのだという。
そして進歩的文化人はそれを飯の種にしてきた。
この自虐史観の輝かしい伝統は今でも朝日新聞や社民党に生き続けている。

あっ、わき道にそれてしまった。
金ぴかのユニフォームのこと。
この金ぴかは一見、日本人の美意識とそぐわないように見えるけどこれもまた日本の伝統そのもの。
日本の襖絵や屏風絵はやたらと金粉を使い、さらに霞をやたらと使って絵をあいまいにする。どちらもいい趣味だとは思えないけど、これも日本の伝統らしい。
というわけでウルトラマンのユニフォームも日本の伝統に根ざしたもので、今回の成績も霞の技法であいまいにすればいい。

ともあれこれから日本はオリンピックではますますヨーロッパ型になるだろう。
オリンピックは国ではなく個人の発揚の場に。
今でもオリンピックを国威発揚の場だと考えている国は大いに発揚すればいい。
でも日本はそんなのごめんだね。
個人がのびのびとその実力を発揮できるような場だったらそれでいいと思う。
コメント
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