ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

都市部と田舎町の人たちとの散策と交流の集い(4)

2010年03月31日 19時07分25秒 | 田舎暮らし
「利他の花咲く村」にたどり着くと急に視界が広がり芝生に覆われたこの当たりに似つかわしくない新しい建物が建っていた。
「国際交流協会」という看板がかかっているのをいぶかしく見た。
えっ、こんな山奥で国際交流???
山奥だからこそ国際交流なのかも知れない。
アフガニスタンやネパールの人たちと交流が行われているらしい。
そしてまず昼休み。
各自持参の弁当を食べた。
あれっ、酒の自販機は?・・・なかった。
まっ、いいか!

食事を終わり、あまりゆっくりする間もなく次のイベント
「21世紀は田舎町から新生を!」というテーマでの話が始まった。
そして何人かの人の話があった。
それなりの人がそれなりに出てきてそれなりの話をしたのでそれなりに聞いた。
役人の話ってついついそれなりに聞いてしまう癖があっていけない。
でも他所者には「それなり」でも災害を乗り越えてのこのようなイベント、きっと地元の人は感慨深いものがあるのだろう。
*もちろん役人の話ばかりでなく関係者の興味のある話もあった。(念のため)

「利他の花咲く村」とは「競争から共生」をテーマにみんなで村を作ろうという運動をしているらしい。とても面白い活動だと思う。
詳しくはこちらを見てください。
http://ritamura.com/index.html

さて食べるものも食べたし、話も聞いたし、ちゃっかり何人かの人に4月24日の「田舎暮らしの集い」のイベントのパンフレットも配ったし・・・充分満足して帰路についた。
帰路に・・・
えっ、また同じ道を戻るのかな・・・?
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都市部と田舎町の人たちとの散策と交流の集い(3)

2010年03月31日 18時46分09秒 | 田舎暮らし
利他の花咲く村へはなだらかな登り道を落ち葉を踏みしめながら登る、楽しいハイキングコース。
とはいえ約2時間かなり長い。
昔は土地の人はこの道を歩いて買い物に行ったのだろうか?
酒を呑みたくなったら2時間歩いて町まで買いに行って、帰りはこの山道を登る。
ところが途中で当然のように我慢できなくなってちびりちびりと呑む。
そのうちなくなって、そのうえ村につくころにはすっかり酔いも冷めている。
いかん!また買いに行こう!!
というわけで毎日何回も村まで行ったり来たり。
やっぱりそんな生活堪えられそうにない。
・・・でもふと思う。
昔のこと、きっと村ではどの家庭でもどぶろくを造っていたに違いない。
そうだ、きっとそうなんだ。
なぁんだそうか・・・と一人で勝手に納得した。

2時間の道、途中いかにも人工的なあやしげな土盛りなどがあり、
ははん、やっぱりここは山城なんだななんて思いながら、とっくに切れたアルコール、もっと持ってきてたら良かったなと後悔しながら、どうして酒の自販機を置いてないのだろう、けしからん!とわけのわからないことを考えながら、ひたすら歩いた。
ところでこの山道、最近になって地元の有志の人の手で切り開かれたらしい。
どうも生活道路ではなかったようだ。
それでわざわざこの道を通って酒を買いに行かなくてもよかったのだ。
なあんだ、そうかぁ、やっぱりね。

こうしてやっと「利他の花咲く咲く村」にたどり着いた。
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都市部と田舎町の人たちとの散策と交流の集い(2)

2010年03月31日 09時37分31秒 | 田舎暮らし
上月城は中世の山城で石垣があるわけではない。
険しい山道を登る。でも険しいといってもそこは毎日野良仕事で鍛えているのでそんなにたいしたことはない。
それにそんなに標高が高いわけでもない。
息が上がっている人も多かったけど、こちらは準備周到、車がガソリンで動くようにアルコールで動く。
絶えずちびりちびりとアルコール補強を怠らなかったので、たいして苦もなく登ることができた。

山頂は木が多くてそんなに見晴らしがいいわけではないけど、足下に去年氾濫した佐用川が見える。
その向こうの山にはかって秀吉軍1万、反対側の山々には毛利軍3万がいた。
この小さい山を3万で取り囲まれたら・・・それはかなり怖い光景。
あまりそんな場にいたいとは思わない。
ここで尼子のお家再興の夢、尼子勝久と山中鹿之助の夢は破れた。
城は中世の山城で曲輪、堀切、土塁などを見ることが出来る。
中世の山城というと今ではたいてい藪に覆われて入っていくことは難しい。
中世の山城ファンにはこたえられないだろう。
しかしこのような城跡を見るといつも不思議に思う。こんなので守れるのかなと・・・
山は独立した山ではなく一方は尾根になっている。そこはもちろん防備が弱いので急斜面の堀切を作る。でもこれだってかんたんに登ることはできるだろうし、それに夜中こっそり敵が山を登ってきたらどうするのだろう?
これじゃ夜もおちおち眠れないのではないだろうか?
もっとも攻める側も夜、明りもなしに登るのはかなり怖いだろうし、明りをつけると直ぐに夜討ちがばれてしまう。
というわけでお互いに約束事が出来てたのかもしれない。
夜は戦は止めてゆっくり寝ようね。やっぱり良い子は早寝早起きだよ。

山頂で上月合戦の説明などを聞きしばらく休憩した後、次の目的地、利他の花咲く村に向かった。
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