
「イル・リッコターロ」でゆったり過ごしたあと、ホテル蒜山ヒルズに行った。
ここは蒜山高原のちょっと外れたところで、道の駅「蒜山高原」のとなり同じ敷地にあった。
本当は別の施設に泊まる予定だったのだけど、宿泊者数がきまらず、そのうち空き部屋がなくなり、その施設から紹介されてホテル蒜山ヒルズに決まったのだった。
懇親会は和室の方がいい。
やっぱりテーブルと椅子では落ち着かないし、それに畳だと、眠くなったらすぐにごろんと横になれる。
と言うことは従業員の宿直室も会場としてはかならずしも悪くはない。
ましてこのメンバー、酒と山羊の話になるともう止まらなくなる。
普通だったらこのホテルの対応を肴に大いに盛り上がるところだけど、まったく話題にさえならなかった。
まず最初に「乾杯!」、じゃなくて例によって「乾メェ~!」の後チーズソムリエのKさんのチーズの話と山羊チーズの試食会。
Kさんは日本の全国チーズコンテストの審査員もされているという、すごい人。
チーズの話は「イル・リッコターロ」で聞く予定だったのだけど、こちらの運営が拙く、懇親会でしてもらうことになった。
でもこれが一番正解だったかもしれない。
やっぱりチーズは呑みながら味わいたい。
というわけで試食はフランスの富士山型の外が黒っぽいなんとかいうチーズとスペインの赤っぽいチーズをいただいた。
(例によってカタカナの名前がまったく頭に入らない!)
山羊チーズはとっても臭い!という印象を持っていたけど、富士山チーズ(?)はとっても食べやすかった。
外が固く中がやわらかく、なんにでもあいそうだった。
赤チーズ(?)はちょっと癖があった。
臭いが気になる人もきっといるだろう。
こちらは臭いもの大好き人間なので気にはならなかったけど。
と言うよりもものすごく臭い山羊チーズを期待していた。
ともあれチーズ談義、山羊談義、そして例によって途中居眠りしたり、こっそり風呂に行ったり・・・とそれなりに忙しく楽しく過ごした。
自分でも不思議だけど、どんなに酔ってても、かならずこっそり一人抜け出して風呂に行く。
風呂に行かないとなにか落ち着かない。
風呂に行って再び呑むとさらに酒が美味くなる。
でも他の人・・・呑むのと山羊談義で忙しいらしく誰も風呂に行ってないようだった。
温泉、とても気持ちよかったのに・・・
というわけで夜中まで懇親会は続いた。

いつものことだけど、こんな会の翌朝は早く起きて散歩する。
その前に、そうそう昨日の残りのビールをこっそり、ごくごくごく!
ビール1本なら1時間で酔いが醒める。
出発まで3時間もあるのだから1~2本くらいは楽勝だなぁ・・・と緻密な(?)計算をしながら。


蒜山高原は当たり前だけど回りは皆山。山しか見えない。
でも広々とした景色がとても気持ちいい。
ただホテル蒜山ヒルズと隣に併設されている道の駅「蒜山高原」は高原の中心部から外れたところにあって、寂しいし人も少ない。
というか誰も見かけなかった。
道の駅「蒜山高原」は開店休業状態らしい。写真の左の家。

きのう覗いたら中は薄暗く空き家同然。
外からしか見なかったけど、物産など何も置いてなく、パンフレット類だけ置いてあるようだった。
しかし「休業中」という表示も何もない。
観光案内を見て訪れた人はがっかりして帰るだろう。
あちこちにおいてあるパンフレットを皆変えるは大変かもしれないけど、どうして、せめて駐車場の入り口や道の駅の入り口に「休業中」の表示をしないだろうか?
利用者にたいしてとっても不親切。
この道の駅とホテル蒜山ヒルズはもと公共施設だったらしい。
でも経営がうまくいかずにお決まりの第3セクター、民営になったようだ。