雪国

いつものようになんてこともなく2日が過ぎた。
昨夜は雪がすごかったので30センチは積もるかなと思ってたら、10センチくらいだった。
それでも車にはどっさり雪。
昼頃どうやら雪も解けてきたのでフロントガラスの雪をかき分け、年賀はがきを出しに行った。
屋根に雪をいっぱい乗せたままで。
ところが前の車も後ろの車も対向車も雪がまったく積もってない。
きっとすごい山奥から出てきた、と思われたことだろう。
ここは同じ市でも一番北。
ここでどんなに積もっていても車で1５分も行くと、もう雪はうっすら。
さらに1５分も行くと雪が降った気配すらない。
さらに１５分行くと瀬戸内海。全然寒くない。
というわけでここは同じ市では北国。
ここから逆に北に１時間も行くとスキー場がある。
というわけでここは北国。
いつも寒さに震えている。
でも雪はそんなに降らない
わずか２日の雪に、もううんざりしている。

誕生日

昨日は誕生日。
えっ、だれの？

そして3日か4日になったころ・・・
あぁ・・・そういえば誕生日だったね。
と思い出される。

子供のころからずっと誕生日を祝ってもらったことなかった。
誕生ケーキなんかもらったことなかった。
誕生パーティーやってもらったことなかった。

いつも、あぁ、そういえば・・・
で終わった。
たまに思い出して「おめでとう」と言われてもそれは正月のお祝いのついで。
これは1月1日生まれの者の宿命というべきだろう。

さすがに自分の誕生日は覚えているけど、
内心、今日は誕生日なんだけど・・・と思っても自分から口に出すのもはばかられて、
いつも口の中で誕生日は終わった。

でも最近誕生日を祝ってもらえるようになった。
そして昨日、生まれて初めて、ケーキのローソクを消す！という儀式をやった。
やっぱりなんか照れくさい。
そしてもしこれが仏壇用のローソクだったら消すの大変だろうなとか、
線香だったら消えるどころかますます火が元気になるだろうなとか、
例によって余計なことを考えた。
なんせ根が素直でない人間。
偏屈な人間なのだ。

ともあれ昨日人並みの誕生日を迎えることができた。
息子夫婦が同居したおかげかも知れないなぁ・・・