ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

朗読 源氏物語

2015年01月27日 05時23分01秒 | 本の中から
朗読 源氏物語 平安朝日本語による復元の試み

もし平安時代にタイムスリップしたら、平安人と会話できるか?
そう思って平安朝日本語による源氏物語の朗読のカセットを聴いた。
そして、なんか出来そうに思えてきた。

・全体の感じは・・・沖縄か九州、特に九州南部の方言に近く、あまり優雅な感じはしない。
・旧仮名遣いのまましゃべる・・・
  「私は」の「は」は今は「わ」と発音するけど、そのまま「は(fa)」と発音する。
  「やふやふ」は「ようよう」でなくそのまま「やふやふ」
・は行は・・・fa・fi・fu・fe・fo(ふぁ・ふぃ・ふぅ・ふぇ・ふぉ)
・た行は・・・ta・ti・tu・te・to(た・てぃ・とぅ・てぇ・と)
・だ行は・・・da・di・du・de・do(だ・でぃ・どぅ・で・ど)
  さらに語中・語尾にあるときは前に「ん」が入る。筆は「ふんで」
・さ行は・・・「せ」は「しぇ」。九州などでは今でも先生を「しぇんしぇい」という訛りが残っている、あれと同じ。
・わ行は・・・わ・ゐ・う・ゑ・を
・か行は・・・か・き・く・け・こ以外にkwa・kwi・kwu・kwe・kwo(くぁ、くぃ、くぅ、くぇ、くぉ)の使い分けがあった。
・・・などなどいろいろ違いはあるけど、朗読を聴いているとやっぱり同じ日本語。
だいたい聞き取ることが出来た。
「いづれの御時にか」は「いづれのおんときにか」ではなく「いんどぅれのおふぉんときにか」
これも慣れると聞き取れると思う。

逆にこちらがしゃべる言葉を聞き取ってもらえるかと言うと、これも慣れの問題ではないだろうか?
沖縄語を聞き取るよりも楽に感じた。

というわけで平安時代にタイムスリップしてもいいよ、という気になっている。
でも・・・
問題はタイムマシンがいまだに開発されていないこと。
紫式部にはあまり会いたいとは思わないけど、
清少納言には会いたいなぁ~!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする